愛媛の作家によるてのひらサイズの短い小説。 500文字以下の小物に印刷したら映えるサイズ。 それが「てのひら小説」です。 1000文字超えてても2000文字以上でも「いや、これが私のてのひらサイズなんじゃい」と言い張る気持ちがあればそれでOK。 広がれてのひら小説の輪。
2020年からIYO夢みらい館で開催している「てのひら小説講座」受講生作品のマガジンです。
私は料理のレシピを見ても、その通りに作ることが出来ない。 レシピ通りに作って、美味しい料理を食べたいだけなのに、 なぜだか、いつも何かしらのプチトラブルが起きて、 レシピ通りに作ることができないのだ。 毎日、適当に家族のために何かを作り、 うーん・・と言いながら、食べている。 先日、鯖缶と豆腐を使った 「ヘルシー鯖のハンバーグ」というレシピに出会った。 とても美味しそうと思い、 レシピをノートに書き写す。 足りないものはスーパーへ買い出しに行き、 材料は
ある朝、出かけようとする車に鳥のフンがついていた。 いつもは、そのままエンジンをかけて見なかったことにするのだが、 こんな量は、今まで見たことがない。 一体、どうしたらこれが空から落ちてくるのだろうか!? 私は不思議で、思わず空を見上げた。 電柱から引き込んだインターネット用の電線が、 車の真上をスゥーと通っていた。 「これか・・」 鳥の習性のことはよく知らないが、 休憩した時の事ならば、なんとなく理解ができる。 それにしても、すごい量。 さすがにこのま