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どうやってどん底から這い上がったか③


約12年前に、重度のうつ病、PTSD、双極性障害(そう鬱病)と診断され、2度に渡って精神病の閉鎖病棟に入院し、絶望の中で生きていた私。

私は一生このまま地を這うように生きるか、もしくは死を選ぶか。それしか選択肢はないと強く思っていたが、初めにうつ病がやってきてから13年経った今、幸せに暮らしている私がいる。

どうやって、どん底を抜けし、そして浮上し、幸せな毎日を暮らしているかについて、思い出せる限りのことを書いてみることにします。

①②はこちらから。

今日は3つ目。

③ほんのちょっと勇気を出して小さな行動をおこす&自分にOKを出す


人の心って波があるので、床に這いつくばってゼーゼー言いながら暮らしていた私でさえ、ほんの少し浮上するタイミングがあった。

これは、見逃してしまうとまた波にのまれるし、ぼーっとしているとその差に気づかないのだけど、それならまた次のタイミングが来た時でいいので、まずはそういう「ほんのちょっとだけ楽かも」というタイミングを見つけてみる。

そういうタイミングがやってきたときに、ほんのちょっとだけ勇気を出して「これなら私だってできそう!」と思えるくらいの小さな行動を起こしてみる。

例えば私なら、いつもは太陽の光を浴びるとか絶対できなかったんだけど、えいっとふんばって、窓を開けて一瞬だけ太陽の光を浴びてみる。

そして小さな行動を起こしたら必ずセットで、自分にOKを出す。これがとっても大切。

どん底にいるときの思考って恐ろしくマイナスなので、せっかくいつもはできないことができているにも関わらず

「こんなこと、普通の人はみんなできるし!」などと、自分の行動を過小評価してしまう傾向がある。どん底にいる私は自分を責めずにはいられないから

「私、窓開けて太陽の光を浴びた、OK!」と。

声に出して言うのが嫌なら、心の中でつぶやいてもいい。一日の終わりに文字で書いてもいい。とにかく、自分のやったことを認められたらそれでいい。

「すごい!」だと、ネガティブな自分が「すごくないし!」って反論したくなるけど、「OK!」なら大丈夫なはず。

ちなみにこんな風に、「これならさすがの私だってできる!」というくらいに、小さく行動パターンを変えることをBaby Stepというらしいのだけど、

赤ちゃんを侮るなかれ。

これ、ものすごく自分に対する信頼感に繋がってくるから。

本当に小さく、小さくでいいから、1000%失われた自分への信頼感を

1%ずつ取りもどしていく作業。

自分への信頼感がわいてきたら、Baby StepもKids stepくらいに

ちょっと歩幅が大きくなるはず。(Kids stepは私が今勝手に作った)

じゃあ、今日は5分だけ散歩に出てみようかな。とか。

実際に私はこの方法で、社会に繋がっていくことができた。

ここで要注意なのは、一度できたことができなくなったときに、つい自分を責めてしまいたくなるということ。

できなかったときも、これもまたできなかった自分にOKを出してあげるのが大切。

できてもOK!できなくてもOK! 毎日できなかった日々と比べたら、もちろんできてもOK!だけどできなくてもOKだよね。

こうやって、ゆるーくゆるーく、等身大の自分を受けれて、Baby Stepで自分との関係を深めていく。

新しい行動の習慣が身についたとしたら、実はこれってめっちゃすごいこと。

習慣って無意識に繰り返しているパターンだから、習慣を変えるってことは自分の無意識領域にアクセスできたってこと。

このBaby step &自分へのOKは、かな〜りジワジワきいてくるので、セットでやってみてるというのが大切かな。

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