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【2022年8月開講】商標権利化ゼミで学べること

こんにちは、(株)知財塾 運営チームです。
私たちは演習形式にこだわった、「知財実務で本当に使える」オンラインゼミを主催しています。

今回のブログでは、2022年8月開講の『商標権利化ゼミ(石渡 広一郎先生)』で学べる内容について、具体的にご紹介していきます。

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1. ゴールと学べる内容

本ゼミのゴールは、商標の出願から権利化までの実務に必要なスキルを身に着け、願書案や意見書案といった文書作成ができるようになることです。演習形式のゼミで実際に手を動かすことで、商標実務を効率的に学びます。

本ゼミでは、出願検討段階と中間応答段階を想定した事例演習を用意することで以下の4つのスキルが身につくよう設計しました。

<出願検討段階>
① 出願区分や指定商品・役務の選定スキル
② 先行商標の調査スキル(主にJ-PlatPatを使用)
③ 類否・識別力の判断スキル

<中間応答>
④ 拒絶理由に対する、意見書作成スキル
(商標法4条1項11号、および3条1項各号の拒絶理由を想定)

どれも商標実務では重要なスキルですが、漫然と演習するだけではなかなか具体的なやり方は理解しづらいもの。

そこで、知財塾では、これら4つのスキルをさらに分解した「演習ステップ集」を用意しました。「演習ステップ集」は、複数の小問で成り立っており、1つ1つの問いかけに答えていくことで、商標調査・意見書作成などに必要な情報を揃えることができるように設計されています。

今まで商標実務に関わったことがない方であっても、無理なく商標実務を学習することができ、すでに商標実務に携わっている方でも、各スキルの中身をより詳しく理解することができるでしょう。

<商標調査の演習ステップ例>
問1-1.
出願予定商標について、どのような称呼が導けるか検索の上、リストアップしましょう
問1-2.
導いた称呼群について、識別力がない部分を除き「要部認定」しましょう
問1-3.
商標全体の称呼と、要部の称呼をもとに、称呼検索式を作成してみましょう
問1-4.
出願予定商標をもとに、商標名検索式も作成してみましょう
・・・

実際のゼミでは、まずファシリテーターより、商標検索DBの簡単な使い方など最低限のレクチャーを行います(1. インプット)。
次に、ゼミ生が事例演習にそれぞれ取り組み、演習結果をgoogleドキュメントに記入し、ファシリテーターや他のゼミ生と共有します(2. アウトプット)。
そして、このアウトプットについて良い点や改善点、または実務のコツをファシリテーターにアドバイスしてもらう(3. フィードバック)という流れで進みます。

演習中にわからない点がでてきたら、Slackのチャットで、またはゼミ中に直接ファシリテーターに質問し、その場で解決できます。また、自分のアウトプットに対しアドバイスをもらうことで、実務をやってみないとなかなかわからない「落とし穴の回避方法」を知ることができるのが、本ゼミの大きな特徴です。

カリキュラムは、約2か月(8月16日~10月18日)にわたる全10回で、4つの事例を扱います。1事例目は4週間かけて取り組んでいただき、2事例目以降は、2週に1事例のペースで進めていく予定です。なお、ゼミの様子を録画した動画データをアーカイブとして視聴可能で、都合が合わず欠席された場合や、受講後に復習したい場合にも役立ていただけます。

2. ファシリテーターのご紹介

知財塾ゼミでは、指導者のことを「講師」ではなく、「ファシリテーター」と呼んでいます。

知財塾ゼミは「一方的に知識を与えられる場」ではなく、あくまでもゼミ生が主役です。ゼミ生が自身で取り組んだ課題のアウトプットに対し、ファシリテーターがコメントし、その情報を生かしてゼミ生は次の課題に取り組む、という「自己成長のサイクル」を意識した呼び方です。

知財塾では、実務の第一線でご活躍されている先生をファシリテーターにお迎えしています。少人数制のゼミで、ファシリテーターの方のノウハウや、実務のコツを気軽に質問することができるところも、受講生から好評いただいている点です。

今回の2022年8月開講の『商標権利化ゼミ』では、石渡 広一郎 先生にファシリテーターをご担当いただきます。

石渡 広一郎 先生
OneMile商標知的財産事務所 所属弁理士
株式会社ホットリンク CEO特別補佐
Arts and Law 理事

略歴
音楽CD流通会社、芸能事務所での勤務を経て弁理士に。商標法のみならず、著作権法・肖像権・ブランディング、そしてエンターテイメント知財全般を取り扱う。OneMile商標知的財産事務所は、東京と沖縄に拠点を持ち、顧客からチャットワークで気軽に相談できる「チャット知財部Ⓡ」、「ポケット知財部Ⓡ」のサービスも提供し、顧客と特許事務所の新たなコミュニケーションの在り方を切り開く。

活動・紹介記事
SNSマーケは今が一番おもしろい 「共感の力」でUGCを売上につなげるこれからのSNSマーケティング
【社員インタビュー】コンテンツディレクター 石渡広一郎

今回の商標権利化ゼミには、商標調査だけではなく「意見書作成」まで演習範囲に入っていることが特徴です。「意見書作成」スキルはなかなか独学では身につけることが難しいですが、本ゼミでは、石渡先生が実際の実務で培われた意見書のパターンや、案件ごとの主張すべきポイントを学ぶことが可能です。

ゼミ内容をより詳しく知りたい方は、石渡先生によるガイダンス動画をご覧ください。

3. 商標権利化ゼミ生に向いている方

本ゼミのターゲットには、以下の方々を想定しています。

① 特許事務所や企業知財部で新しく商標担当者になった、実務未経験の方、または経験が浅い方
② 実務経験はあるが、改めて「体系的な商標権利化スキル」を身につけたい方
③ 普段は、明細書作成や特許事務など別の業務を担当しているが、これから商標分野にも業務の幅を広げていきたい方

全10回のリアルタイム受講コースは、毎週火曜日、19時~22時の3時間講座となります。ウェブ講座のツールはZoomを使用、調査報告書などのドキュメントの作成にはgoogleドキュメントを使用します。

初回はガイダンスもあり、19時からの講義スタートになりますが、第2回目からは19時~20時半は自主演習、20時半~22時がディスカッションという2部構成になります。

20時半からのディスカッションの時間には各回の事前課題を済ませていることが前提になりますが、もし土日などで課題を終わらせた場合、19時~20時半の自主演習の時間には参加せず、ディスカッション時間から参加いただく形もOKです。(残業対応や、通勤時間がかかる方への配慮となります)

本ゼミはご自身で演習をまずは行い、ファシリテーターや他のゼミ生と議論し、スキルを伸ばしていくものですので、率直に言って、受講にあたり「業務後の夜の時間を使ってでも、商標実務スキルを向上させたい!」というエネルギーが必要になるとは思います。

一方、そのエネルギーと演習を行う時間さえ準備いただけるならば、知財塾の特徴である、

・通学不要、オンラインで学べる環境
・実務を想定した事例を使用し、STEPに分かれた体系的な学習
・ファシリテーターによる演習アウトプットへの的確な助言

により、2か月でも大きく商標実務スキルを向上できるよう講座をデザインしています。

お時間が合わない方のためには、演習資料とゼミ動画がセットになった「自主演習コース」もご用意しています。企業・特許事務所の研修などのため日中に学びたいという方にはこちらもお勧めです。

さらに、「リアルタイム受講コース」、「自主演習コース」どちらでも、オンラインチャットツールSlackの「知財塾コミュニティ」に参加することが可能です。

Slackコミュニティでは、『商標権利化ゼミ』に限らず、他のゼミ生と交流することができ、「雑談」、「バーチャル自習室」、など、様々なチャンネルで質問や交流をすることができます。

ゼミ終了後もSlackコミュニティには残ることができますので、仲間づくりや、継続したコミュニケーションの場としても活用していただければと思います。


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ゼミへの取り組み方、時間のやりくり、復習方法などのご参考にどうぞ


4. おわりに

知財塾は、商標権利化だけでなく、事業戦略提案や、特許実務における先行技術調査、明細書作成、中間応答での意見書・補正書作成など、様々なゼミを用意しております。

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ぜひ、一緒に知財実務をレベルアップさせていきましょう!

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