見出し画像

千由家、家を買う(7)

某日、C社のハウスメーカーの新入社員Kさんと共に、茨城県にある体験ツアーへ。

茨城県、遠っ

行きは1時間半だったけど、帰りは少し渋滞していて、2時間ぐらいかかったかな。でも楽しかった。何しろKさんが可愛い。22歳でスレてないし、一生懸命だ。前回わたしが質問したことを(見学しながらサラッと聞いたことも)一枚の紙にまとめて、今日聞かせてくれたりした。まぁ、営業だからと言われたらそうなんだけど、どんな仕事でもこういう対処が心細やかにできる人に好感を持つし、出来れば彼女のハウスメーカーを選んであげたいと思わせる。彼女の態度からは、家が好きです!という思いが溢れていて、真夏の太陽並みに眩しい。地元が同じ関西で、関西弁でベラベラと道中を楽しんだ。そうそう、お母さんいくつ?と聞いたら、「53歳です」と返って来た。


ショーッッックッッッ!!


まぁ、そりゃそうやわな。うちの息子が18歳でわたし51歳ならそんなもんよな。わー娘かぁ。こんな娘ならいてもいいなぁ。息子とたった4つしか違わないのにとてもしっかりしていて、お母さん上手に育てはったなぁ、羨ましい。出来れば、息子を婿に貰ってくれはらへんやろか?などと考えているうちに現地についた。

向こうに着いて、まずは、鉄骨の説明を聞く。1時間ぐらい。それが済んだらお昼ごはん。お弁当が出た。海鮮嫌いの夫の為に、お弁当を替えてくださった。ありがたい。

お昼が済んだら、震度7を体験できるスペースへ。わたし達の前に、若夫婦の2人。そちらが先だったので、まず若夫婦が体験しているのを見る。

ぐわぁんぐわぁんぐわぁん
「震度4です」
ぐわぁんぐわぁんぐわぁん
「震度7です」
体験してないわたし「ぎゃーー!!」

あかん、怖い。見てるだけでフラッシュバック。わたし、実は大地震を2回経験している。1度目は阪神淡路大震災、2回目は東日本大震災。揺れ的には、2回目の東日本大震災の方が大きかった。阪神淡路の時は田舎にいたから(神戸ー山ーうちん家)さほど酷くなかった。

次はわたし達の番。半分断りたかったが、雰囲気が許さなかったので、装置の中へ。既に脈拍が大変なことになっている。

ぐわぁんぐわぁんぐわぁん
「震度4です」
これは余裕。
ぐわぁんぐわぁんぐわぁん
「震度7です」
あかーん、また、ぎゃーー!となってしまった。心拍数ヤバい。

ここで、やっぱり鉄骨ダンパー付き1択だなと夫と合意。ヤバいって震度7。わたしも夫もだいぶ体重重いのに、2人が振り回されそうになるぐらいすごい。耐震のみなら、あの揺れをモロに受ける。

建物は倒れないけど、わたしが先に倒れるわ!!

地震体験スペースから、木造の説明を受け帰宅。本当は、数軒並んでいる普通サイズの展示家屋があったんだけど、体力なしなしマン、無理だった。

A社を推していた夫も、8〜9割C社に傾いたので、行った価値はあった。しめしめ。

あとは、固定資産税の問題だなぁ。昨夜はこのことで、千由家、家買うの無理じゃね?説が浮上してよく眠れなかった。不本意な場所に建てるのもなんか違うし、それならいっそのこと息子が大学卒業するまで賃貸にし、就職したら何処か適当な所を探して、そこから家を建てるか?という話まで出ていた。税金ムカつく。ここがクリアにならないと、この先に進めない。むぅー。税金めー。ちきしょー。

千由家、家を買えるのか?次回につづく。



※イラストお借りしました。masaru12さんありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?