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もう忘れたいから書き起こすことにした。

先月から約2ヶ月間、適応障害と診断されて休職していました。

 去年の4月に新しい職場に転勤して、
そこが自分にあまり合っている感じがしないまま日々が過ぎて、
秋頃に職場で受けたストレスチェックで要面談と判断されました。
そこで受けた面談が私の中で苦い記憶になっていて、
消化しきれないまま思い出さないようにしていたのですが、
今日思い出してしまうことになったので
自分の中から出して忘れるためにもここに記します。

心理カウンセラーとの面談

産業医との面談を勧められて、
そこまで気乗りはしていなかったのだけど、
自分にとって今感じているしんどさが
他の人から見たら重いのか軽いのか分からなくて。
話聞いてもらって専門家に判断してもらえるのは有難いかも、
そこで休職の話が出来たら嬉しいな、なんて思って
面談の日程を決めました。
産業医と心理カウンセラー、どちらの面談を希望しますか?と訊かれて
調べて自分に合っているのは心理カウンセラーかな?と選びました。
ここが最初の間違いだったと感じています。

有休を取って、面談中は
自分の考えていることを出来るだけストレートに話してみました。
人間関係で悩んでいること、
上司には4月から何度も相談していること、
それでも特に環境に変化はなくここまで来ていること。
全てを初対面の人に話したのは、
相手が専門家ですし、気持ちを受け止めてくれる
優しい時間だと信じていたからです。

でもそれは、私の甘えだったのだと思い知らされました。
一通り話を終えて、うんうんと聞いてくれていたカウンセラーの先生は
「その気持ちをもっと主張していかなきゃ」と言いました。

え?
話を聞いて出たのがその言葉?
これまでも何度も伝えて相談したと言っているのに?
頭の中が濁って、途端にこの時間が苦痛に感じ始めました。

「もっと大変な職場はたくさんある」
そんな言葉を浴びせて欲しくて来た訳じゃないのに。
「正規じゃないなら仕事に責任持たなくて済んでるのにね」
非正規を下に見てる?
責任感じずに仕事してたらこんなに悩むはずないじゃん。。。

素直に話そうという自分の中の目標は消え去って、
涙が止まらなくなった。
泣いた途端に、「そんなに苦しいなら心療内科を受診したら?」
と言われました。
貴方は何がしたくてこの時間を過ごしているの?と
疑問で頭がいっぱいになりました。

話したら話しただけ傷付いただけだったな。
何も得るものはなかったな。
そんな気持ちで1時間の面談が終わりました。

あとで調べてみたのですが、
職場で設けられる面談は、問題解決に向けての
アドバイスをどんどんしていくもののようです。
また、面談するカウンセラーは職場で雇われているため、
職場に不利になるようなことは言わない(休職を勧めたり
他の職員が悪者になるような発言したりはしない)そうです。
あくまで内部の人間ということですね。
職場側の人間に何を話しても無駄だという記事もありました。
今ならその気持ちもわかる気がします。。。

適応障害で休職

面談の1時間を経て、私の中で出した答えは
「ああ、私は大変だねと言われたかったんだな」
「休んだ方が良いよと言われたかったんだな」
ということでした。

この気持ちを持っている限り、仕事に対して
ずっとネガティブで居続けてしまう気がする。
そう感じた私は面談を受けた翌週、
近所で評価が高かった心療内科を受診しました。

そこでの診察は10分もなかったと思います。
現状を説明すると、
「一旦休んで離れた方が良い」と診断書が出ました。

なんだ、これ以上頑張らなくて大丈夫だったんだ。
「主張が足りない」なんて自分を責めなくて良かったんだ。
面談で受けた傷は受けなくていいものだったんじゃないか。
同じ人間を見てもこうも判断が変わるのかと
ぐるぐる考えていました。

要らなかった電話

最初は月末までという話だったけれど、
すぐに戻っても結局改善が見られなさそうだったのと、
あと1ヶ月で異動時期になり大きく体制が変わるため
ここまで来たらもう休んでしまえ!と
もう1ヶ月休職することにしました。

そして来月から新体制で復帰することになりました。
職場にも復帰することを報告し、
気持ちも前向きになれていて、良いスタートが切れそうだと
思っていたのですが、
突然来た電話で一気に2ヶ月前の気持ちを甦らせてしまいました。

電話は面談日程を組んでくれた担当者さんからでした。
「面談受けられましたよね?あの後体調どうですか?」

私の休職を知らないのは部署の兼ね合いで
仕方ないことかも知れません。
面談を受けてから2ヶ月後に連絡するという
マニュアル上での連絡だったのかも知れません。

それでも私としては、この復帰直前のタイミングで
思い出したくないという気持ちしか出てきませんでした。

休職していたことを伝えると、
「面談の時は心療内科を勧めても乗り気ではなかったと聞いていました。
でも行かれたんですね!」と言われました。
その場面だけ聞いたらそうなるかも知れませんが、私はそこまでの
気持ちを踏みにじられた経緯があるので
「(これ以上貴方のアドバイスを受けるのは)結構です」と
最後に伝えたのを
心療内科を受診することに置き換えられて伝わっていたんだなと
あの時の気持ちを思い出すには充分過ぎるやり取りでした。

他にも私の体調を気遣って色々質問してくださっていたのですが
心が追い付かず、つい
「私にとってあの面談は良い思いをしなかったので、
出来れば思い出したくないです。すみません。」
と正直に伝えてしまいました。
担当者さんは少し焦った様子でしたが受け入れてくれ、
それで電話は終わりました。

4月からの復帰に向けて


今年はお花見行けると良いな

休職した2ヶ月間でゆっくり休むことが出来たし、
気持ちの整理も出来た気がしていて、
4月からの新体制も発表になり、また頑張らねばと
意気込んでいました。
そんなタイミングでの電話を受けて、一気に弱まった気持ち。

2ヶ月経って強くなった気でいるけれど、私の心は守るべきものなんだ。
ここでまた頑張ったら、また同じことを繰り返すことになる。
ほどほどに、自分が楽しめる範囲でやっていこう。
そう気付かせてくれるために、こんな年度末の時期に
電話をかけてきてくれたんだな。
そう思うことにしました。
でも出来れば、思い出したくなかったなー。。。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
おかげで気持ちが軽くなりました。


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