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モラ録。12〜呼び出し〜

ある年の年末の事です。

私はサービス業のため、年末年始は繁忙期で、
大晦日まで仕事がありました。

せん太が通っていた保育園は
年末年始の間は利用する事が出来ないのですが、
モラ夫の仕事が年末年始は休みだったので、
問題はありませんでした。

今年の保育園もあと2、3日登園したらお休みだな、と思いながらせん太を送り届け、仕事へ向かっている最中に保育園から〝せん太が体調を崩したから迎えに来て欲しい〟と呼び出しの電話がかかってきました。

仕事が繁忙期だった私はダメ元で会社に電話し、休ませてもらえないか確認しましたが、会社からは出来たら出勤してもらいたいと言われました。

そこで私は仕方なくモラ夫に電話をかけました。

この時すでに嫌な予感しかしませんでしたが、
それは見事に的中します…_:(´ཀ`」 ∠):

私「今、電話大丈夫?」

モラ夫「大丈夫だけど、何?」
言葉とは裏腹に、
忙しい時になんなんだよ、
という雰囲気でした。

私「せん太が体調崩したから迎えに来て欲しいって保育園から連絡が来たんだけど、会社からは出勤して欲しいって言われちゃって…そっちは休めないかな?」

モラ夫「無理だよ!こっちも忙しいんだ!」

私(いつも保育園の呼び出しの時には私が職場に頭下げて早退してるのに、こんな時すら、例え無理だとしても、こちらを気遣ってくれるそぶりすらしないんだな…)
「わかった、もう1度会社に聞いてみる」

モラ夫をどうにかするのは無理と早々に諦めた私は、もう1度会社に確認してみましたが、やはりなんとか出て欲しいと言われてしまいました。

高齢の義母に長時間子供を任せるのは無理だったので、私は私の両親に電話し、事情を説明し、こちらに来てもらえないか聞くと、両親は承諾してくれました。

私の両親を嫌っているモラ夫は激怒するでしょうが、そんな事を言ってる場合ではありません。

今度は義母に電話で今までの経緯を説明しました。

すると義母は私の両親がモラ実家に来る事は構わないと言ってくれたものの、
「モラ夫は何て言ってるの?
モラ夫にその事(私の両親がモラ実家に来る事)を伝えてね」と言いました。

義母は私の両親を特に嫌っているわけではありませんでしたが、モラ夫が嫌っている事は知っていました。

私はこんな時までみんなでモラ夫のご機嫌をとらなきゃいけないのかと心底腹が立ちました。

私は本っ当に嫌でしたが、伝えないと後がもっと面倒なので、モラ夫に再び電話し、私の両親が来てくれる事を伝えました。

すると案の定モラ夫は不機嫌MAXになり、
「そんな事するな!!」
とキレました。

私は
「しょうがないでしょ。お義母さんにあなたに伝えて欲しいって言われて連絡しただけだから!」
と言いましたが、途中で電話を切られてしまいました。

私は会社に少し遅刻する旨を伝え、せん太を迎えに行き、タクシーでモラ実家まで一旦帰り、
せん太がすぐに病院へ行けるよう準備し、
両親が着くまでの少しの間だけ義母にせん太をお願いし、乗ってきたタクシーでまた駅まで向かいました。

そして仕事の合間に両親と連絡をとって、せん太の様子などを確認しました。
病院では風邪と診断されたとの事でした。
そして両親は私が帰るまでモラ実家でせん太のお世話をしてくれました。

入った事もないモラ実家での病気の子供の世話は大変だっただろうと思います。
私が夕方帰宅すると、両親は帰って行きました。

少しするとモラ夫も仕事から帰ってきました。

私「両親がせん太を病院へ連れて行ってくれて
風邪だったって。お世話もしてくれたよ。もう帰ったけど。」

モラ夫「………。」

モラ夫は無言でした。

モラ夫は怒るでも感謝するでもなく、何事もなかったかのように、この話題に一切触れる事をしませんでした。

私の両親が自分の実家に入って、あれこれした事をモラ夫が快く思っているはずがありません。

しかし、文句を言えば私から
「じゃああなたが休めば良かったじゃない」
と言われるのは明白です。
かといって感謝するのも癪に触る。

       ……………………。

          ↓

よし、なかった事にしよう!(о´∀`о)byモラ夫



自分の都合や立場が悪くなった時や、
自分以外の人物のせいに出来ない状況になると、
無言(逃亡)という手段をとる、
それがモラ夫でした。

どんなに自分が嫌ってる人だったとしても、
その人が何か助けてくれたのなら、
感謝するものだと私は思います。


私の両親が
せん太の誕生日にプレゼントをくれたり、
せん太にお年玉をくれたり、
せん太に入園のお祝いをくれた時も
その都度貰った事をモラ夫には伝えていましたが、感謝の言葉など1度もありませんでした。

耐えきれず、1度だけモラ夫に
「私はそちらの親戚に毎回お礼の言葉を
言っているのに、あなたは感謝のひとつもしてくれないのか」と言った事がありましたが、

モラ夫の返答は

「だって(金額が)いくらか知らないし」


でした。

モラ夫の中では

金額を言わなかった私が悪いのです。



しかし、例え金額を伝えていたとしても、
「金額なんて言って恩着せがましいから
お礼する気、失せたわ」

などと言われるのがオチなのが手に取るようにわかります(O_O)


50のオッサンの
天邪鬼、
屁理屈、
責任転嫁、
記憶改ざん、
被害者ヅラ…

見るに耐えません(;゙゚'ω゚'):


あの場に今、戻るのならば、
私の両親が来てくれた事を
無かった事にして無言を貫くモラ夫に対し、
私は
「あなたの親戚に
《モラ家では何かいただいたり、助けてもらった時に感謝しないのが家訓だと主人から教わりましたので、私も今後一切感謝致しません。そうとは知らず、これまで感謝してしまい、大変申し訳ありませんでした》
と今すぐ伝えるね。
あ、安心して。私はあなたを擁護するような親戚になんて思われても構わないから」
と笑顔でぶっ込んでやりたいです。

そして幽霊族の生き残りである彼に、
モラ夫の背後から音もなく現れてもらい、
冷たく恐ろしい表情で
「因果応報と言う言葉を知っているか?」
「覚えておくといい…自分の今までしてきたことは、やがて必ず自分自身に返る…」
と告げ、モラ夫を震え上がらせたいです(^_^)



余談ですが、先日、
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
を観てきました。
クオリティもストーリーも声優の皆様も、
どれもみな素晴らしかったです!(*⁰▿⁰*)

別居してなかったらモラ夫の妨害を受けて
観に行けてなかったと思います…。
離れて良かったーーーっ!!ヽ(;▽;)ノ




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