社会人になったあと、すぐにはできるようにならない
お疲れ様です。
ちーよねです。
4月になり、新社会人となったリハセラピストもたくさんいることでしょう。
おそらく4月初めは研修期間だと思いますが、
あなたも社会の洗礼を浴びた1人ではないでしょうか。
社会人になった直後に出てくる悩みのうち一つは、学生時代のことがうまくできないということだと思います。
今回の記事では、このようなことに悩むあなたに向けて、どうやったら上手くできるようになるのか、臨床の話と絡めて伝えていきたいと思います。
「できる」ことを、「している」状態にするのは難しい
リハセラピストであれば誰しもが知っている、ADL(Activities of Daily Living)という言葉があります。
これは、日常生活動作という意味で、さらにいうと「できるADL」と「しているADL」に分けられます。
違いは単純で、その生活動作を日常的にしているのか、できるのかというところです。
注意したいところとしては、できる=しているではないということ。
つまり、できる能力があるからといって、その人が日常的にしているかは別の話というわけです。
臨床現場、特に回復期の病院では、このできるからしているへの転換は非常に重要です。
ですが、これは臨床に限った話ではなく、仕事をする上でも非常に重要だと考えています。
「できる」ことが「している」ことになるまでは時間がかかる
回復期リハビリでは、しているADLを増やすことがメインの介入となります。
手順としては、できることを日常生活に当てはめて実践していく流れです。
例えば、トイレ動作がリハビリの時はできていても、日常生活でできるとは限りません。
日常生活でできるようにするには、そのための訓練が必要です。
これは、他職種で共同作業していくことが重要です。
これができなければ、なぜできないのかを評価する必要があります。
これを仕事でも転用していきたいところです。
あなたが学生時代にテストで1番をとっていたとしても、社会人になってすぐに1番にはなれません。
テストと実践はまた別物なのです。
学生の頃の成績優秀者が、社会人になって優秀な人材になるとは限りません。
なぜ学生の頃にできていたことが、社会人になったらできないのか。
その都度その都度アセスメントをし、改善を図っていく必要があります。
3〜6ヶ月くらい経過したあたりで、ようやく仕事にもなれてくる頃かと思います。
その頃が、できるからしているに変わる瞬間だと思うのです。
おわりに
あなたから見て優れている先輩も、みんながみんな最初からできていたわけではありません。
最初は皆、できるからしているになるまで苦労しているはずなんです。
小さな積み重ねの毎日が、後々の成果につながります。
私も日々成長していけるように頑張ります。
あなたも頑張って。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
頑張るあなたの毎日にプラスαできたら嬉しいです。
お互い頑張りましょう。
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