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Plug and Play Kyotoの2020年振り返り

みなさんこんにちは!Plug and Play KyotoのChiyoです。今年はさまざまな立場の人にとってひとしくチャレンジの年だったと思いますが、Plug and Playもそうでした。簡単ではありますが、Plug and Play Kyoto、2020年のハイライトを10大ニュース形式でまとめてみたいと思います!

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10) アクセラレータープログラム、Batch 3がスタート!


今月からスタートしたHardtech & Healthのプログラム。Batch 3(第3期)となり、Batch 1からこれまでに採択したスタートアップの数は41社となりました。これまで採択したスタートアップのステージごとの比率や、国内外の比率は以下の通りです。

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来年3月のEXPOに向け、今からどのような協業が生まれて行くのかとても楽しみです!

9)オンラインイベント目白押し

新型コロナウイルス感染拡大に伴ってほぼすべてのイベントがオンラインに移行した中、Plug and Playでもこれまで行ってきたイベントをZoomやRemoなどで行うようになりました。弊社が主催するEXPOだけでなく、パートナー企業の事業部の方々へスタートアップをご紹介する出張イベントもすべてオンライン化。こちらは結果的に、通常のイベントよりも参加しやすいこともあり、(イベントごとに違いはありますが)毎回30〜300名程度の方々にご参加いただいています。

2020年に企業パートナーの方々と協力して行ったイベントは合計12。オープンイノベーションに向けたパートナー企業様の社内文化醸成のため、今後もまだまだ各社様とのイベントは継続してまいります!

8)REMOTE engawa KYOTO

上記(9)でご紹介したイベントの中でも、特に反響の大きかったのがパートナー企業の1社である電通様と共催した「REMOTE engawa KYOTO」。こちらはパートナー企業内に限らず、一般の方でもご参加いただけるイベントとして開催しました。実施したテーマは2つ。

4月に実施した「COVID-19に立ち向かうスタートアップたち」ではいわゆる「コロナテック」とよばれる、新型コロナウイルス 感染症で変容してしまった社会が直面する課題をテクノロジーで解決するスタートアップを紹介しました。

また、11月に実施した「Femtech & Beyond」では、「フェムテック」と呼ばれる女性の持つ課題にフォーカスしたテクノロジーと、それをさらに社会全体で取り組むべき大きな枠組みとしてサポートしてゆくスタートアップを紹介しました。

7)大阪拠点、ついにオープン!

Plug and Play Osakaが10月にオープンしました。国内では3つ目の拠点となり、京都にとっては弟か妹ができたような感じです。京都と大阪は電車でほんの30分の距離でありながら、文化は全く異なるという面白い違いがあります。それぞれの強みを活かしつつ、関西全体としてのエコシステム醸成に貢献していきたいとPlug and Play KyotoとOsakaのチームでは考えています。
キックオフの詳しい内容は以下の記事にまとめられていますが、300名を超える方々にご参加いただき、あらためて「東京だけじゃない、シリコンバレーだけじゃない」新しいスタートアップエコシステム形成へ向けての、地方の意気込みと可能性とを感じました。

6)投資案件が進行中!

Plug and Play Venturesでは投資を積極的に行っています。2020年には、3件の投資を実施しました。それぞれの投資内容についての詳しい記事はこちらです。

そしてまだ詳細をお伝えできないのが残念なのですが、京都拠点が注力している、Hardtech & Health分野のスタートアップへの投資も来年はさらに加速。年明けにはより詳しい情報をお伝えできると思いますので、ぜひぜひPlug and Play Venturesのnoteもフォローしてください!

5)大学とつながるイベント、続々。

2020年に新しく始めた取り組みが、京都にある大学や、大学生との連携をさらに深めるためのプロジェクトです。京都は言うまでもなく「大学のまち」。イノベーションを生み出し続けるエコシステムづくりには、大学との連携が重要なのは言うまでもありません。

2月には京都大学産官学連携本部(SACI)と共同で、スタートアップに興味のある大学生向けのイベントを行いました。

4月からは京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構(KUMBL)と共同で、インターンシッププログラムを開始。2名の海外MBA生にプログラムに参加していただき、大学発スタートアップで働いていただき、経営に携わる経験をしていただきました。

また、Plug and Play Kyoto Directorである高元丈治が、シリコンバレーや日本でのスタートアップエコシステムについて立命館大学で講義を行ったり、スタートアップでのインターンシップに興味のある学生向けにオンラインイベントも実施しました。

4) いちねん、経ちました。One-Year Anniversary

Plug and Playが京都に国内第2拠点を構えてから1年。オープンから1周年になるのを記念して、オンラインミートアップを行いました。参加者の方々には京都ローカルのクラフトビール やコーヒーを事前に送付。Batch 1で採択したスタートアップも参加してくださり、久しぶりのネットワーキング でよりお互いの繋がりを感じられたかと思います。

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3)New Materialsの可能性、京都で胎動中。

6月に実施した「New Materials(新素材)」イベント。これまでに日本からはユニコーン企業が7社生まれていますが、そのうち2社が素材関係のスタートアップ。素材という分野は、日本発のスタートアップが成長しやすい領域として、大きなポテンシャルを秘めています。国内外のマテリアル系スタートアップを紹介する場として、X名もの方にオンラインでご参加いただきました。参加者の皆様からの活発な質問とポジティブな反応をふまえ、今後新しいプログラムのスタートも検討・準備しています!

2)Hardtech & Health Batch 2が終了

セレクション(選考会)からEXPO(成果発表会)まで、すべてがオンラインとなったBatch 2。16社のスタートアップの中で、この記事を書いている2020年12月17日時点で対面でお会いしたことがあるのはわずか1社だけ。そんな状況にもかかわらず、各社ともパートナー企業との面談を通じて少しずつ協業が水面下で進行しつつあります。「やりたいこと」を伝えるための強い意志と、スタートアップ・大企業双方の描くビジョンが一致すれば、オンラインだけでも協業まで話が展開していくことは十分ありうることなのだと思わされたBatchでした。

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1)Hardtech & Health Batch 1が終了

2020年のスタートは東京/京都2拠点でのFocus Week(くわしいレポートはこちら)から始まりました。この頃はまだ、新型コロナウイルス感染症のリスクが囁かれていたものの、渡航制限などもなく、オフラインで集まることのできた機会。しかし残念なことに予定していた3月のEXPO(成果発表会)は延期せざるをえませんでした。

それでも、どうしても開催したい!との熱い思いから2ヶ月遅れでなんとか開催にこぎつけた5月のEXPO。初めての大規模なオンラインイベント、しかも準備はチーム全員がリモートワーク環境ということで、全てが非常にチャレンジングな状況ではありましたが、多くの方々のご協力に支えられ、1200名を超える方々にご視聴いただき盛況に終了しました。また、このEXPOをきっかけに商談へと結びついたという嬉しい報告もスタートアップから多く寄せられました。

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2020年もあと数時間。300を超える寺社仏閣に見守られつつ、Plug and Play Kyotoでは京都から来年もスタートアップを支援して参ります。

本年お世話になった皆様、本当にありがとうございました。2021年もPlug and Play Kyotoをどうぞよろしくお願い致します!

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