[アニメ感想] 虫籠のカガステル:絶望の中の生きる道筋
Netflixシリーズ。
『虫籠のカガステル』は、人間が巨大な虫になってしまう病気「カガステル」を発症するようになってしまった近未来の地球が舞台。
人々はかつて人間だった虫たちに怯えながら、また自分や隣人がいつ虫になるかも知れない恐怖と共に生きている。
物語の舞台となるE-05という地区は中東を思わせるような砂漠の街で、荒んでいるが雰囲気とてもよい。
主人公のキドウは、虫を退治して生計を立てている一匹狼的な駆除屋で、ある日、馴染みの旅商人の護衛で街の外に出ているときに、虫に襲われた親子を救う。
父親の方は絶命してたが、娘は生きており、街に連れて帰ることになる。
この娘はイリという名で、ただの孤児なのか、なぜ父親と二人で旅をしていたのか…? など謎が多いが、本人は何も覚えていない様子。
イリは14歳で容姿もだいぶ子供っぽいのだけど、物語の中ではヒロイン的な扱いになっており、ロリコンに厳しい海外の視聴者はどう思うのだろうか…?? とっか余計なことが気になってしまった。
というかキドウも17歳なのか!!! 25くらいかと思ってた。
というように、登場人物たちにだいぶ感情移入してしまうほど、キャラクターがよかった。
私のお気に入りは、とにかくマリオである。
身寄りのない主人公たちの世話を何かと焼いてくれる宿舎&酒場の店主。
ね? ね? かわいいでしょう??
一目惚れしたわ。
情に熱く、頼りになり、そしてどこまでも優しい。
私はこのアニメで素晴らしい人に出会ってしまったよ。
物語としては、元人間に捕食されまくって人類存続の危機系のよくある感じだけども、ひとりひとりが個性豊かなキャラクターで、それぞれ複雑な事情をかかえており、物語に厚みがあった。
3DCGなのでアクションシーン迫力ある。
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