[アニメ感想] ツルネ:美しい映像と音で胸を射抜かれてしまった。すばらしい。
風舞高校弓道部の湊、静弥、遼平、七緒、海斗の五人の少年を取り巻く、弓道に青春をかけた者たちの物語。
めちゃよい。一気見した。
京都アニメショーンの美しい映像と、それから音がすごかった。
弓を引くギリギリという音から、矢を放った時に聞こえるツルのカーンッという音。
矢がヒューンと飛んでいき、スパーンッと的に当たる。
この一連の音が本当にすごかったな。
ヘッドホンorイヤホンでの鑑賞がおすすめ。
矢を射る時の立ち姿も美しく、弓を引いて動作はゆっくりだっけど、力が入って腕がギギギと細かく動いているところとか、本当に拘りを持って描いてるんだとビシビシ伝わってくるアニメーションであった。
原作は小説とのことだけど、文章の世界をここまで映像化するなんてすごすぎだ。
語彙力崩壊する。
登場人物にも個々にそれぞれ複雑な背景があって、人間ドラマもすごく深く面白かった。
思春期に少年から大人に変わる…
幼馴染との関係の変化や、師匠との関係とか、弓道を通して自分とも向き合い大人になっていく過程も丁寧に描かれていてすごくよかった。
それぞれの個性が大変バランスよく、きっと感情移入できる子がみつけられると思う。
反対に苦手な子も出て来るかもね。
物語の登場人物で、苦手…って思う子、時々出て来るよね。
「はっきり、嫌い」っていうのとも違って「この子のこういうとこ苦手…」ってやつ。
でもそれって、人物描写がしっかりされてないと湧いてこない感情なんだ。
人物描写がざっくりしてると「苦手…」って感情はあんまり湧いてこない。
しかし、苦手な子って、最終的には結局大好きじゃん…ってなるんだけどね。
ちなみに、私は静弥が苦手。
風舞高校弓道部には女子もいて、それぞれ魅力的な存在ではあるんだけど、この物語は主に男の子たちのお話だな。
女子は男子より先に大人になってしまって、あんまり面倒なことにはなっていない感じで、それもなんかリアルだなって思った。
実際に男性のみなさんから見たら彼らの距離感ってどうなのかな?
お互い惚れすぎだし、憧れの対象に精神的に依存しすぎな感じはしたけど、、、。
女子って仲良くても、共に青春をかけても、あそこまで濃いつながりにはならなかったりするような…。
私だけかもしれないけど…w
そこが私から見ると羨ましくてキラキラして見えてしまった。
▽効果音だけあつめた動画。
あらためて聞くとやっぱりすごい。やばいこの動画何回でも見れる。
※見てもさほどネタバレにはなりません。
★たくさんの人が出て来るけど全員主要人物で、それぞれ音が違っててすごい。
しかも表情もどんどん変わってたんだね。続けて見るとわかるね。
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