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宇宙杯スピンオフ 創作一句で曲ひとつ

みんなの俳句大会 宇宙杯のスピンオフ企画「創作一句」に参加です。
あと、毎週日曜開催の日曜作曲のWハッシュタグにさせていただきます。

「創作一句」とは俳句 or 川柳 or 短歌にプラスアルファして表現する企画。

せっかくなので、短歌を歌にしてみた。

久方の空の隙間にいでし月
昔の想いを我は知る

どうでしょうか。

五七五、もしくは五七五七七は、やってみて解ったのだけど、実は西洋音楽にはあてはめにくい。

そのまま素直に作ると間延びしてしまったり、妙なところに曲の区切れ目が来たりする。

あえてその変な感じで作る方法もあるかなと思ったけど、今回は、無理やり西洋音楽の規格にはめ込んで作ってみた。

◎歌詞としての短歌と純粋な短歌の違い

それはメロディがあるかないかである。

これはあくまでも私が曲を作るときの話なんだけど、私の場合は、メロディが先にあって、歌詞はそこに当てはめる形で作っている。

極端に言えば、メロディと言葉があっていれば、意味はどうでもいいというか、むしろ、意味不明だけど、なんかいい歌詞、というのが理想だったりする。

なので、歌詞として詠んだこの句は、純粋に短歌として詠むものとは少し作り方が違うな―と思いましたよ。

◎枕詞について

今回、創作一句で曲を作ろうと決めた時に、枕詞を使ってみたいと思っていた。

枕詞とは特定の言葉の前につける決まり文句のようなもので、音数の決まっている和歌で主に使われるものである。

足引きの” ときたら、次の言葉は “” とか、“千早振る” の次は “” とか。

私は百人一首を覚えた小学生の頃にこの枕詞という存在を知り、どうしてもその解釈に納得できずに、それ以来ずっと気になってきた。

その後、万葉集にも興味を持つようになり、枕詞がその頃からあることを知ったが、やはり、公式の解説を読んでもピンと来なかった。

そもそも、万葉仮名も、本当に現在の読み方で正解なのか疑わしいところが多々あるように感じたりしてる。

「決まり文句」ということ自体はまあいいとして、「特に意味はない」とされる言葉も多くあるところが「???」なのだ。

短歌なんて、ものすごく限られた音数で語らねばならないのに、そこに意味のない単語を入れる意味とは…???

と、混乱するのだ。

これはもしかして、元々は何らかの明確な意味があったものだけど、長い時の流れの中で真意が失われてしまって、いつのまにかただの決まり文句になってしまった…とかそういうものなのではないだろうか。

で、枕詞の中でも、割と後から成立したものとかは、本当にただの決まり文句のものもあるのかもしれない。

とは言うものの、真意はあるはず…と思ってそれを追求したところで、現代の我々は決して憶測の域を出ることができない。

「草www」とか言っているのを千年後の人が正確に把握できるのかどうか…と考えるとわかるであろう。

何か理由はあるんだろうけど、考えてもわからんだろう…というのが私の結論。

というわけで、無暗に使ってみたかった枕詞。

以上です☆
楽しい企画をありがとうございます。

▼「創作一句」の詳細はこちら。
投稿数など決まりがあるので参加希望の方は募集要項をチェックしてね~


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