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団子屋さんのドタバタ劇 下

1分小説
この物語は2章構成になっています!


第二章:予期せぬ大繁盛

翌日から、「団子庵」は一気に大繁盛となった。テレビ番組の影響で、店には連日長蛇の列ができた。三郎は慌てながらも、笑顔でお客様に対応し続けた。

「みたらし団子50本ください!」「20本お願いします!」「全部ください!」と、次々と飛び交う注文に、三郎は大忙しだった。

そんな中、再び佐藤美咲が現れた。「三郎さん、お久しぶりです。今日も大繁盛ですね!」

三郎は汗を拭きながら笑った。「本当にありがたいことです。でも、こんなに忙しいのは初めてで…」

美咲はにやりと笑った。「実は、もう一つお願いがあるんです。次の特集は、お団子の新作コンテストを考えているんです。三郎さんもぜひ参加してください!」

三郎は一瞬驚いたが、次の瞬間には笑顔で頷いた。「それは面白そうですね。ぜひ挑戦してみます!」

コンテスト当日、三郎は新作のみたらし団子を持って会場に足を運んだ。会場には全国の和菓子職人たちが集まり、熾烈な競争が繰り広げられた。三郎の団子も大好評で、多くの人々に愛される結果となった。

その後、「団子庵」はさらに繁盛し、三郎の名前は和菓子業界で一躍有名になった。美咲とのコラボレーションも続き、新しい挑戦を次々と成功させていった。

「お客様は神様」と言われるが、このドタバタ劇を経て、三郎は本当にそうだと実感した。そして、何よりもお客様の笑顔が、彼にとって最高の報酬であることを再確認したのだった。

おわり


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