【新型コロナ】SARS流行下の中国で、小学校が臨時休校した時の家庭学習について
新型コロナウイルスによる臨時休校で、お子さんの勉強について不安を覚えている親御さんは多いでしょう。
そこで、2003年のSARS流行で子どもが2カ月学校に行かなかった我が家の体験をもとに、我が家が行った家庭学習をご紹介します。
毎日の基本は読み書き計算
我が家の自宅学習は、毎日読み書き計算を行うことが基本でした。
国語
・入学年次から昨年度までの漢字の書き取りを1日2〜5ページ
・前年度の教科書や個々のレベルに応じた本などの音読
どちらも「これだけやれば学校が始まっても困らない」「(子どもが嫌いな)○○ちゃんは毎日やってるよ」などと煽って毎日やらせました。
算数
・百ます計算(四則計算)
※毎日時間を計って行いました。
・学校の教科書や計算ドリルの復習
・市販のドリルや問題集
※百ます計算は兄弟で時間を計って競争していたので、私はその競争を煽っていました。
英語
・すでに取得していた英検5級の復習を時々
※中国の日本人学校では英語をやっていましたが、当時の日本の小学校は必修ではありませんでした。そのため、英語はあまりやらせていません。
他の科目は特にやらなかった
他の科目は特にやっていませんが、学校再開後に特に困ることはありませんでした。
ただ、子どもが何やら怪しげな工作などをしていたり、当時すでにあった「どうぶつの森」で釣った魚の種類を覚えたりはしていました。
自宅学習を2カ月「続けた」結果…
まあ、そんなわけで、我が家では読み書き計算を、とりあえず毎日続けていました。
それでどの程度学力を維持できたか定かではありませんが、一つだけ大きな収穫がありました。
親が黙っていても自習に取り組むようになったことです。
自習は休校中の「暇つぶし」
それまでは、親にやらされている感MAXでした。
しかし、学校生活がSARS流行によって突然中断されたことは、子どもたちにとっても大きな衝撃だったようです。
また、アウトドア派の子ども達は1日中家に閉じこもってゲームだけやっているのは飽きてしまった模様。そんな状況の中で子ども達は暇を持て余し、暇潰しの手段として自ら自習を始めたのです。
それには正直驚きましたが、まあ、勉強不足を案ずる親にとってはラッキーな出来事でした。
アフターSARSでも消えなかった自習の習慣
残念ながら学校再開後は「やらされてる感MAX」に逆戻り。それでも一度ついた自習の習慣は残り、後の受験にも役立っています。
もし、SARSがなければずっと受動的なまま勉強をやらされ、自らの意思で自習に取り組む習慣はつかなかったかもしれません。
しかし、学校は無期限休校状態で、外出もできない状況下。暇を持て余てた子ども達は、暇つぶしの手段を必死で考えたとのこと。それが功を奏して自習力がつきました。まさに「怪我の功名」です。
とりあえず読み書き計算だけは続けよう
SARSの時はそんな感じで休校期間を過ごした我が家ですが、まさか同じ状況がこの日本で起こるとは夢にも思いませんでした
そんな中、子どもの休校を経験した私ができることとして、自らの体験をお話ししました。
たぶんそんなに役には立たないとは思いますが、参考にしていただければ幸いです。
最後に。
とりあえず、読み書き計算だけは毎日続けましょう。
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