仕事に誇りをもっていますか?
ありがとうございます。元中学校教師のちーたろう先生です。
私の記事では、子育てに奮闘するお母さんやお父さんに向けて、今日からすぐに使える教育法や、大人にも通じる学習方法などをお伝えしていきます。
今回は『仕事に誇りをもっていますか?』というテーマでお話します。
結論から言うと『子どものために、仕事に誇りをもちましょう』ということです。どういうことなのか、理由をお話します。
子どもにとって最も身近な仕事をしている大人は親
子どもは幼くして『大人になったら仕事をする』と気づきます。お母さん/お父さんが家からいなくなるからです。
「なんでいなくなるの?」と子どもが聞けば「仕事だからだよ」と親は答えます。子どもは『仕事』というものを知ります。
そして『仕事』というものがどういうものなのかを探るため、親の様子を見ます。具体的なことはわかりません。でも、良いものなのか悪いものなのかはなんとなく判断できます。
もし、親が仕事から帰ってきて疲れているのだったら、子どもは『仕事は疲れるもの』と思うでしょう。
もし、親が仕事の愚痴を言っているのを聞いたら、子どもは『仕事は苦しめるもの』と思うでしょう。
そうやって、子どもは仕事がどういうものなのかを親の姿を見て知ります。
そして、こう思ってしまうことがあるのです。「仕事っていやだな」
つまるところ、親が仕事に対してどう思っているのかは子どもにそのまま伝わり、子どもの勤労観が形成される、ということです。
仕事に誇りはあるか
とは言っても、仕事には疲れるし、愚痴のひとつやふたつくらいあるもの。「子どもの前ではいつでも気丈に振る舞いましょう」と言うつもりはありません。
ですが、仕事の愚痴は子どもに限らず、誰にも言わないほうがいいです。ネガティブが伝染するだけで、仕事の状況がよくなるわけではないからです。愚痴を言うよりも、『いま私に何ができるか』を考えたほうが生産的です。
仕事に疲れている様子は子どもにも見せても構いません。どんな仕事であれ疲れますから。
ただ、仕事へのやりがいは子どもに伝えましょう。
「~をがんばっているんだよ」
「~してうれしかったんだよ」
子どもはこういう言葉を聞いて「仕事っておもしろそう!」「自分もやってみたい!」と思うようになります。親の仕事をやってみたいという子どもがいい例です。
みなさんは、仕事に誇りはありますか?
仕事でがんばっていることやうれしかったことはありますか?
今の仕事の好きなところはありますか?
あるなら、それらを子どもに伝えてください。
ないなら、それらを見つけてください。
見つからないなら・・・残念ながら今の仕事は適職ではありません。
まとめ
親が仕事に対してどう思っているか。
それがそのまま子どもの勤労観に変わります。
子どもの将来を案じるなら、まずは今の仕事を見直してみましょう。
親が生き生きと仕事をする。これに勝るキャリア教育はありません。
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