危険!子どもをダメにする褒め方とは?
ありがとうございます。元中学校教師のちーたろう先生です。
私の記事では、子育てに奮闘するお母さんやお父さんに向けて、今日からすぐに使える教育法や、大人にも通じる学習方法などをお伝えしていきます。
今回は【危険!子どもをダメにする褒め方とは?】というテーマでお話します。
お子さんを褒めていますか?最近なにか褒めましたか?
「そういえば何も褒めていないかもしれない・・・」という人はまず、褒めることを意識しないといけません。
ただ、褒めればなんでもいいというわけはないです。ある褒め方をしてしまうと、むしろ子どもの成長を妨げてしまうことも・・・。
【悪い褒め方とは】
結論から言うと『子ども本人を褒める』のは良くありません。「いやいや、それじゃ褒められないでしょ」と思いますよね。
子ども本人を褒めるとはどういうことか、例を挙げます。例えば、テストでよい点数を取った息子に対して、「おーっ、よくがんばったね健斗!」というように、子ども本人を褒めてしまうと、その子どもは褒められるために勉強をがんばるようになるかもしれません。
これはつまり『承認欲求』です。人に認められたい、褒められたい、必要とされたいと思う気持ちですが、この承認欲求が強すぎると、周囲の顔色ばかり気にしながら生き続けます。自分がどうしたいのかよりも、周りがどう思うかの方が大切なので、ストレスが溜まりやすくなります。
【良い褒め方とは】
「褒めることで承認欲求を刺激してしまうなら、何も褒められないじゃないか!」とは思ってしまいますよね。大丈夫です。承認欲求への刺激を少なくしつつ、ちゃんんと褒める方法があります。
それは「行動を褒める」です。
先ほどのテストの件を、再び例に挙げます。行動を褒めるとこうなります。「健斗は毎日家に帰ってきたらすぐに勉強していたもんね。ゲームを我慢して、ちゃんとやることやって偉いよ!」
家に帰ってすぐに勉強していたこと、誘惑に負けずにやるべきことをやったこと、という2つの行動を褒めています。そうすると、子どもは「その行動はいいことなんだ!これからも継続しよう」と思うようになります。
行動を褒めることで、子どもに望ましい行動を習慣化させることができ、単に子ども本人を褒めるよりも承認欲求への刺激も少なくなります。
【まとめ】
今回は「悪い褒め方、良い褒め方」という話をしました。まとめると、
●子ども本人をほめると、子どもの承認欲求を刺激してしまいます。褒められるために、何かに取り組むようになると、ストレスを受けやすくなるのでお勧めしません。
●子どもの行動を褒めると、子どもはその行動を継続しようとします。そうして、良い行動習慣が身につくので、褒める際には、どの行動が、どう良かったのかを気にしてみましょう。
承認欲求は決して悪いものではありません。他者から良い評価をもらいたいというのは当然のことです。ビジネスでは、承認欲求がモチベーションになることもありますが、良い影響が出るのか、悪い影響がでるのかは個人差があります。
ぜひ、お子さんを褒めるときには、その子の行動を褒めるようにシフトしてみてくださいね。
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