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智秀館塾(教養のための古典文学塾)
2024年5月20日 00:56
馬場あき子「掌編 源氏物語」(2024)潮出版社「源氏物語を読みたいのですが、何から読めばいいですか?」と言われたら、今なら真っ先にこの本をあげるでしょう。この本は、「掌編」とあるとおり、源氏物語の抜粋をまとめたものになっています。54帖全てを収録この本の良さは、まず、54帖全てが収録されていることです。源氏物語は、「帖(じょう)」という、まとまりに分かれています。概ね、この帖ごとに物
2024年5月9日 02:52
山崎ナオコーラ「ミライの源氏物語」(2023)淡交社この本は、源氏物語(げんじものがたり)を題にしていながらも、そのテーマは現代的な問題です。取り上げているテーマは以下の通り。まさに現代の諸問題がテーマとして扱われています。時に古典の世界で描かれることは、現代に置き換えれば問題とされることがあります。しかし、それは当時としては問題なかった、昔の話だから、と片付けられることも多いのです。それ