ロボットさんの原動力
地上&地下 2通りの原動力
人には、楽しいことしたい♪ハッピーでいたい♪誰かのために♪…などの、地上でオフィシャルで見せている原動力もあれば、暗い、苦しい地下で、一人フツフツ抱えてきた、普段、人には話さない原動力もあります。
あまりに苦しい状況にある時は、地上階の光がまぶしすぎてイヤになり、自分の心をどんどん深掘りして、暗くてドロドロした地下にある「支え」を原動力にすることもあります。
例えば、自分が働くうえで、耐え難い規則があるとします。
その規則があるがゆえに、どんなに頑張っても、身も心も削られる日々。でも、規則は規則だから、どうにもならない…。そんな状態に限界を感じている場合、ミイラ、ロボット、トド、ゴリラ、カメ…それぞれのタイプの地下の部屋には、どんな「支え」があるでしょうか…。
ロボットさんの原動力→「怒り・さみしさ」
結果、効率、時間、段取りなどを常に考え、惜しみない努力を続けるロボットさん。頑張り過ぎたとしても、ストレス…という自覚を持たずに、肩とウデがガチガチになっていきます。
いつもはロボット傾向にない方も、「耐え難い規則がある」状況をどうにかしようと考え込む場合、肩やウデの緊張が抜けづらくなり、睡眠が浅くなることがあります。
「耐え難い規則」の前でも、ロボットさんは決して、イヤだなぁ…と落胆して時間を無駄にするなんてことはしません。最優先は効率や時間。耐え難さを解消するには?規則をどう攻略していくか?…など、あらゆる作戦が練られていきます。
この、ロボットさんの「作戦脳」についてはこちら
耐え難い規則にも「耐える」というスタンスではなく、「攻略していく」スタンスで努力し続けるロボットさん。その姿から、メンタル強いよね…と思われがちですが、ロボットさんにも、暗い苦しい地下で、一人フツフツ抱えてきた、人に話さない原動力があります。
ロボットさんが地下でフツフツ抱えてきたものは、地下3階分の層から成る構造です。
地下1階「怒り」、地下2階「無力さ」、地下3階「さみしさ」。
地下1階には、「自分がやろうと決めたら出来ないことなんてない。できないなんて悔しい思いをしてたまるか…」という、自分・他者、両方に立ち向かっていく怒りのような原動力がありますが、
それは、地下2階に「何者でもない自分は無力で無価値…」というような気持ちがあるからこそ、自分を奮い立たせているのです。
何者でもない自分は無力で無価値…
例えば、まだ愛情が未成熟で、でも愛を与えたい気持ちにあふれている…という場合、「愛情」と「無力さ・さみしさ」はとても近い存在です。
作戦マニアで淡々と前進するロボットさんは、普段、感情豊かには見えませんが、地下2階、3階にあるのは、とても深い愛情です。
かつて、ありったけの愛情をかけて何かをした時に、自分が思った結果が返ってこなかった。努力家のロボットさんは、相手を憎まず、自分の努力が足りなかった、自分が無価値だっんだ…と思った。
その時のロボットさんは、自分が感情に浸ることすら、無価値…という思いから、「愛されたかった」「さみしかった」気持ちを深い深い、地下3階にしまっておくことにしたのです。
厳しい状況の中でも、自分の感情よりも、この先どうするかを考えて、頭も体もできるだけ使わなきゃ…という感じで、自分の感情や疲労感に無頓着になっていたら、身体はロボットになっているかもしれません。
他者の場合は、「苦境でも変わらず、努力家で、何でもサバサバこなす人だなぁ…」という方は、ロボットかも。可能ならば、脳を癒すイチョウ葉やローズマリーのお茶を出したり、ウデをブラブラ揺らして脱力することをお勧めしてみてください(^^)
ロボットさんの存在を愛してやまない部分…
「ありのままを愛す」「相手から見返りを求めず、愛せる幸せを感じるのが愛」「愛とは許し」…など、愛情の定義が様々ある中で、
「価値ある自分になることで、愛情を受け取ってもらえるかもしれない」…と、愛する努力、愛される努力について、一生懸命考えてきたロボットさんが、私は大好きです。
今回話したのはロボットさんの地下層のこと。実際の日常のロボットさんから、愛情が垣間見れることは、ほぼありません。
日常のロボットさんは、戦略的、建設的、合理的、自分にも他人にも厳しい、せっかち、サバサバ…、でも仕事への向き合い方や、体の酷使レベル、人の話を聴こうとするときに出る真剣なエネルギーなどからは、ハッキリと愛情を感じます。
ロボットさんに触れるたび、「愛ある社会を作っていく本質的な人間の根性」を感じ、自分も、もっと頑張ろう!と励まされてしまいます…。
ありのままがステキ!自己肯定感を高めよう!…という風潮が加速する中、自分の無力感やさみしさ、愛する努力、愛される努力について、向き合い苦しむことができる人は、とても勇敢で人間力豊かだと思います。
とはいえ、苦境が続けば、心身は確実に疲弊します。
私はロボットかも?あの人はロボットかも?…という心当たりがあれば、ロボットさんの弱点…肩やウデを、手で温めたり、さわりながら深呼吸をして、ゆるめてあげてください(^^)
自分に価値があるのか分からない…、期待していた愛情がもらえなくてさみしい…、そんな気持ちは、決して無駄ではない。無理に自己肯定感を上げたり、これが自分だから・・とあきらめてしまうのは勿体ないです。
自分の価値をどう築いていくか…、どんな愛情の定義を作っていくのか…は、生きてさえいれば、何歳からでも自由に決められる!でも、くれぐれも肩やウデ、脳疲労に注意してね(^^)
そんな捉え方が、誰かのお役に立てば嬉しいです。
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