TOVE(映画感想)_自由な精神と優しい目線に対するひとつの解釈
『TOVE』は2021年日本公開の映画で、監督はザイダ・バリルート。
「ムーミン」の原作者トーベ・ヤンソンの30~40代前半を中心にしたドラマで、映画単体の印象としては薄いというのが正直なところ。
どこまで現実を再現しているのか不明だがトーベ・ヤンソンの作品に照らし合わせて鑑賞すると趣がある。
以下、ネタバレを含む感想などを。
厳格な父によるプレッシャー第二次世界大戦後のフィンランド・ヘルシンキ。風刺画や挿絵などのトーベの作品を芸術と認めず、創作に干渉する彫刻家の父から離れ