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東京旅行/東京国際映画祭

055 東京旅行/東京国際映画祭
 
東京国際映画祭。
21年来の"親友"に誘われて行くことにした。30日坂本龍一さんの『opus(by 空音央)』、31日『どん底(by Jean Renoir)』、『東京物語(by 小津安二郎)』をみた。私はめったに東京に遊びに来なかったのであれこれと物珍しく眺め、遂に、初めてsuicaを使って電車に乗った。

新宿に着くや否や、この友人の誘いで香水を'嗅ぎ'に行く事になった。ビーロクイチニという星の王子様をイメージした香水、シャルル・ボードレール『悪の華』(ちょうど授業で扱っている)の「アホウドリ」という詩をもとにした香水など素敵なものがたくさんあった。香りよりもなんだかこの物語性に惹かれてしまう。この友人は「大麻」が気に入ったらしい。ずっと「大麻」がほしい、といい続ける怪しい人…。
ところで、香水を'嗅ぐ'以外にもっといい言い方はないだろうか?

ビーロクイチ二
シャルル・ボードレール『悪の華』より

 映画はどれもよかった。偶然すべて白黒映画だったのだが、そのあざやかさに驚いた。とても豊かだった。『どん底』と『東京物語』はまるで舞台を観ているような感覚を覚えた。弟にそういうと、場面構成のためにそう見えている、ということを巧みに話してくれた。

|Opus|
次に来る曲がわかった。あ、次はたぶんaqua来るな、last emperorだな、戦メリだな、と。とても不思議な感覚だった。見たこともないのに、セトリがわかる。戦メリが当たったときには一番驚いた。じゃんけんやくじで、事前に勝敗や当たり外れがわかるあの感覚。

|どん底|
薬のせいか、部分部分で瞼が下がってきてしまったのだが、おもしろかった。因みにJean Renoirは、私の好きなPierre-Auguste Renoirの息子。

|東京物語|
よかった。小津監督作品は初めてだったのだが、誘ってくれた友人に感謝。最高だった。
>日常を描いている。挨拶やたわいのない会話から関係性をみせる。会いに行った先で身の置き場のなさはよく体験する。
>話し言葉は時代を経て変遷を遂げるのではないか?今から70年前。私も真似して話してみようか。
>医者。みとること。峠であることを告げる。とメモしてあった。実習先での経験と重なるシーンがあったためだ。医者の卵として今までとはちがう視点が生じている。
>親とのつきあい方。年齢、血の繋がり方によって異なる。原節子さんの「そういうものなのよ」でそういうものなのか、とも思った。
>ところどころで観客の笑い声が起こる。満席の映画館で映画を見るのは初めて。新たな映画館で見るよさを知った。
>映画は窓だという。我々は「向こう側」にいる人々に存在を明らかにされてはいけないから暗くして映画を見るのだ。と友人が教えてくれた。
>上土シネマで黒澤監督の映画も見てみよう。

TOKYO FILM 2023

 マイブームは、日常は芸術になりえる!ということだ。日本には<晴れ(ハレ)>と<褻(ケ)>という考え方がある。現代には<ハレ>が溢れすぎているのではないだろうか。冠婚葬祭、輝く瞬間、はげしく落ち込む瞬間。Instagramの写真やTwitterの呟き。そうした見せる部分も、人が求める<ハレ>の日の回数の増加も認められると思う。私を含め。でも見せるまでもないような、<ケ>の部分、日常生活に芸術をみたい。小津監督の映画はまさに<ケ>に芸術性をもたらしている。そういうわけで私はみんなの日記がとっても気になる。

 最近は言葉がどうしても多い。これもきっと秋だから。季節はずれの「花火」が眩しくうるさいほどに鳴り響く。感受性と特性の発現が高まる時期。

「かれんど」のカレーうどん。スパイスが効いていておいしい。

 저 실은 배우 최우식의 팬입니다. 오늘 저 처음으로 팬미팅라는 것에 참가함. 직접 자신의 눈으로 보니 감정 있고 틀림도 하는 저희랑 같은 사람인구나 이런 느낌. 더 좋아하게 돠는 것 같기도 하고, 멀은 곳에 사는 사람 같기도 하고. 해서 좋아하는 사람이랑 같은 입장으로 만나는게 좋다고 했다. 그 때는 얘기도 나눠서 사진도 찍고 서로에게 뜻깊은 시간을 보낼 수 있지않을까? 또 요새 제가 존경하고 좋아하는 분들과 사진을 찍고 싶다는 마음도 생겼다. 그래도 오늘은 좋았다. 그는 노래는 잘 못한다고 하면서 열심히 하는 모습을 보니 저도 자신이 없이도 최선을 다 하려고 한다. 앗, 그리고 팬미팅 간다면 그 분의 나라의 개최된 것이 좋을 것 같다 (그 언어를 이해할 수 있는 경우). 번역하는 시간이 아깝기 때문... 지금 한국 모드 때문에 한글으로 써 버렸다... 뭐 '최선을 다 하' 는 게 중요하니까? ㅋ 틀림 있으면 알려주시길.

前から5列目。

 偶然、ギャラリー椿で果地さんのお父様の個展が開かれていることを先生に教えてもらったので、行ってきました。とても素敵な個展だった。東京に行ったら何をすればいいのかわからなくてふらふらと彷徨った。行きたい本屋さんもあるのだが、少し遠くて行けていない。神保町には行った。韓国語の原著を売るお店があることを調べてあったので。大学の生協でも取り寄せられないらしい。しかし、韓国で買うより高い…古本市もやっていて、映画関係の本(ジャン・ルノワール、アンドレバザン、小津さんなどなど)、フランス現代哲学/文学の本を漁った。

伊津野雄二さんの作品のひとつ。

 お察しの通り大学はサボった。哲学の授業には間に合うように戻る。

折坂悠太「道」
 東京を歩くMV。”寂しいところ なんにもないところ”
 https://open.spotify.com/track/6K9Dl0v8AJCL7qSnzCFRJl?si=PwbB6_zuSA6TVLkT4o8KkA

20231102 木曜日

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