季節のかんし便り 〜 12月 〜
先月から始まりました“季節のかんし便り”です。
いかがでしたか?わかりにくいところはありましたでしょうか。
季節について、四季・二十四節気などが理解できると大自然の仕組みが少しだけわかり外を眺めるのが楽しみになると思いますよ。
母から以前いわれましたが、ひとは歳をとると不思議なもので「花鳥風月」の花→鳥→風→月の順に自然に季節と共に興味を持つそうです。
若い時はなんら関心がなくても、わざわざ遠出をして花を愛でたり急に自宅で花々を育ててみたり。カルガモの親子だってどうしたか気になるのです。
また帰宅途中、仕事のことばかり考え地面ばかり見るのではなく、夜空を眺めて月を探してみたりして家路に着くのもいいものです。
◆12月【大雪・冬至・壬子】
カレンダーは最後のページになりましたね。
今月12月は、“大雪”と“冬至”に分かれます。
“大雪”(たいせつ) は12月7〜8日頃。
先月迎えた“小雪”よりも本格的に雪がしっかりと降り積もってきます。
この期間、私たち生物は生きていくのに工夫のいる時期だといわれています。
なぜなら寒さで作物が得られないためで、一部の野生動物は冬眠をしたりと工夫して過ごします。
私たちは保存食など上手く利用し知恵を使って冬を乗りこえますね。
“冬至”は12月22日〜23日頃。
凍りついていた水が緩み、動き始めます。この頃から少しずつ陽気が復活するのだそうです。
といいつつも、寒さで体調を崩さないよう柚子湯に浸かったりして身体を温めましょう。
そのような季節の情景をイメージしながら12月の“壬子”を眺めましょう。
(宿命の日柱にお持ちの方も参考にしてください)
季節は、真冬です。
あなたは凍りつきそうな真冬の海。
薄暗く雨が降っています。
水性(海)と水性(雨)なので、溢れるほどのパワーをお持ちのあなたです。
ですからフツーの人生は待っていません。
いわゆる特殊命運です。
親元でぬくぬく過ごすよりは早めに親元を離れて運の改良をしましょう。
もしこれから結婚をお考えのあなたなら国際結婚も悪くありませんよ。
国際結婚は、二人が文化も背景も全く違う環境でそれぞれが成長してきました。
理解し合うにはそれなりにエネルギーが必要とされます。その点、あなたのようなパワーをお持ちなら充分なのです。
◆季節のひとりごと
根野菜の美味しい季節になりました。
私はどれも好きですが中でも大根とゴボウの接戦の末、大根です。
ナマでも良し煮ても良しの二刀流。
真っ白なすべすべの肌を触りながら、そっと買い物カゴに入れ家につれて帰ります。
全ての人類が憧れる肌であろう透明感の下茹でされた大根。
そこにサバ缶味噌味のふたを勢いよく開け鍋にドボン。出汁を入れろなんてワガママは言いません。少し味噌を加え味が沁みれば、ひとり鍋を抱えて食べたいです。
しかし2日目の味のしみ切った姿を知っているので、あえて明日の食べる分を少し残します。そして翌日、小麦色に仕上がった肌に魅了されます。
美味しいポイントは大根の先っぽの部分です。シュッとちょっと尖ったところです。少しほろ苦くオトナにならないと美味しさがわかりにくい、焼きサンマのはらわたにも匹敵すると私は思っています。
魚類にも肉類との相性も良く、見返りを求めない何でも受けとめてくれる母性さえ感じます。
一緒に考えましょう。
智泉堂/清徳泉里
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次回もお楽しみに。