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ゴミ袋25個分捨てたら人生が動き出した


ゴミ袋25個分の大幅な断捨離をした。

前回、「思い立ってnoteを書いたよ」というだけの記事を投稿した。その中で心境が良い方向に変わったきっかけがあると書いたのだけど、その一つが「断捨離」である。

「人生が動き出した」という言葉は大袈裟だし大きなことは成し遂げてないのだけど、自分にとってはかなり大きな成長なのである。

そしてこれがものすごい感動体験だったので、記事にまとめてみた。

部屋も頭もゴミだらけ

「断捨離したい」とは、ずっと心のどこかで思っていた。

断捨離も年末の大掃除も思い立ってやるには結構ハードルが高い。

そもそも私は使えるものは取っておきたいタイプで、毎回「めんどくさいからまた今度」「いつか使うかもしれない」が勝つ。

あと思い出の品もなかなか捨てられない。
学生時代にもらったお手紙やプリクラも、体育祭のクラTも、エモいと振り返るためだけに取っておきたい派である。

いつかパーティーで着るかもしれないと大事に保管していた民族衣装のような謎のセットアップは一度も着てないし、3年前にハワイでストック用にと大量に買ったボディクリームはしっかりタンスの肥やしになっている。

そうしてモノはどんどん増えていく。
だって捨てないのに新しいの買うんだから。

ここ3ヶ月前の私はというと、やりたいこと、やらないといけないこと、たくさんあるけどなんとなくスイッチが入らない。なんとなくモヤモヤする。でも原因がわからない。という状況がしばらく続いていた。

大幅な断捨離をした後に気付いたけど、日常生活の中で視界に入るものって意外と自分の機嫌にも、意思決定スピードにも大きく関わってくる。
頭の中にゴミが溜まってる状況と一緒だったのである。

ミニマリストに興味を持つ

たまたま、あるYouTube動画に出会ったことがきっかけで、「ミニマリスト」という言葉に興味を持ち始めた。

普段は看護師として働きながら、ミニマリストな考え方を発信をされているmaiさんという方。最初は何気なく動画を見ていたが、彼女の柔らかい声と丁寧な口調、シンプルな考え方が気付けば日々の癒しになっていった。

ミニマリストって今やとても有名な言葉だけど、なんとなく「持たない暮らし」=「質素」というイメージを持つ人もいるかもしれない。

ただこの方の発信を聞いてると、もっと奥深いものだと感じた。

人を幸せにしたい!人の役に立ちたい!と思ったら、まずは自分が幸せでいないといけない。

俺は世界を救うんだ!!!とか言ってる奴が火だるまになってたら、誰も救えないどころか共倒れである。

まず身の回りを整えることで、自分の好きなモノ、コト、やりたいことが少しずつ輪郭を帯びてくる。やりたいことをやってると毎日が楽しくなって、余裕が生まれて人にもっと優しくなれる。

まずは誰のためでもなく、自分を毎日ご機嫌な状態にするために、ミニマル思考は最高の手段だと思った。

この方に気持ち良いぐらいに影響されて、なかなか捨てられない体質だった私はあっさり「うん。全部捨てよ!」となった。

モノは多いけどまあ至って普通だと思ってた家から、あれよあれよとゴミ袋25個分のいらないものが出てくるんだからドン引きした。

完璧を目指さない

何事にも言えることだが、完璧を目指してはいけない。(と私は思う)

一気に100%を目指すよりも、少しずつでも毎日着実に家が綺麗になっていくのを実感できることが重要だと思う。その方がモチベーションを保てるし、何より疲れない。

個人的におすすめの流れは以下。

断捨離の流れ

  1. まずどこを片付けたいのか、リストを作る

  2. 1日1か所で良いから「今日はここを片付ける!」と決める

  3. 「○時間だけ断捨離する」と決めて、捨てまくる

この流れを気が済むまでやる。
結果的に私は、最初の1週間でゴミ袋20袋分を捨てることができた。

1日15分でも30分でも良いから、エリアを決めてとにかく使ってないものを捨てる。そして捨てられたら自分を思い切り褒めることが大事!

捨てることが気持ち良いと思えたら、もうこっちのものである。

片付けたい場所リスト例


①クローゼット
 ∟かさばるもの/小物類/衣類/アンダーウェア/バッグ
 ※衣類は複数回に分ける

②キッチン
 ∟食器類/キッチン用品/冷蔵庫の中/調味料/ストック食材

③デスク
 ∟書類/本/レシート

④洗面所付近
 ∟タオル/洗面台下/スキンケア・化粧品/トイレ/お風呂場

⑤玄関
 ∟玄関上の棚/靴/掃除用具入れ

⑥粗大ゴミ


これらをチェックリストにして、毎回つぶしていくのが結構楽しい。

モノの手放し方

使っているか、使っていないか

モノを捨てる基準は、シンプルに「使っているか、使っていないか」。
時間とエリアを決めて、どんどん仕分けして、ゴミ袋に入れていく。


①1群:毎日使ってて、ずっと使い続けたいもの
→捨てない。ずっと大事に使う。

②2群:全然使ってないけど、捨てるのを躊躇するもの
→一旦視界から消して「捨てるか検討中エリア」に置いてみる。しばらく生活してみて困らなければ、捨てる or メルカリで売る。

③3群:使ってないし、多分これからも使わないもの
→捨てる or メルカリで売る


いざ捨てる時は、潔さが大事だと思う。

あとは同じアイテムが何個もあっても、身体は1つしかないのである。
その中から厳選して、1群だけを残してあとは捨てるべし。

即捨てしたもの

無思考ノールックで即捨てたものはこちら。

  • 紙袋(コレクションやめた)

  • 割り箸・お手拭き(コンビニでもらうやつ)

  • 賞味期限切れの食材・調味料

  • 底が見えまくってる化粧品

  • 消費期限切れのスキンケア・ボディケア用品

  • 勧誘のチラシ系

食べ物の賞味期限切れは経験ある人多い気がするが、ぜひスキンケアや化粧品の使用期限を一度見てみてほしい。意外と期限切れだから。笑

もしかしたら今まで何年も使用期限切れてる何かしらを顔や身体に塗りたくってたかと思うと、恐ろしい話である。ストックしがちなボディケア用品も同じ。特に肌に付けるものは気を付けようと思った。

紙袋や割り箸など「いつか使うだろう」の「いつか」は絶対来ないと思った方が良い。ここは何も考えずにポンポンリズムよく捨てるべし!!笑
そしてこれらは今後も、持って帰ってきたら即捨てしていこうと思う。

メルカリを駆使する

高価なものやブランド品はなかなか捨てにくいので、メルカリで売って昇華させる。

部屋は片付くし、ちょっとした収入にもなるし、一石二鳥である。使わなくなったものたちが誰かの手に渡って喜んでもらえるのも、嬉しい。

正直以前は出品するのがめんどくさい作業でしかなかったけど、続けているとだんだん段取りが掴めて売れるようになってくるので、ようやく楽しくなってきた。駆け引きだらけのメルカリ劇場も悪くないと思えるようになってきた。

自分の中でフォーマットとルールさえ決めてしまえば、意外とコツを掴めてきて売れるようになる。あとは時間をかけすぎないのもポイント。

粗大ゴミは回収日だけ決める

粗大ゴミほど腰が重くてややこしいものはない。

うちの家には玄関前の扉を開けると中階段があって、そこに大きめの荷物を置けるのだけど、捨てるタイミングを逃し続けた粗大ゴミたちもずっとそこに放置されていた。
使わなくなったソファ、椅子、yogibo、土鍋などなど。

運気下がりそうどころか、粗大ゴミたちの怨念すら感じる。

「使わないくせに、なぜキープするの・・・」
メンヘラと化した粗大ゴミたちの声が玄関から聞こえてくる。あんなにお世話になったのに、本当にごめんな。もう自由になっていいんだよ。

これらは今の時代の進化した不用品回収サービスによって、めちゃくちゃ早く見積もり&即日で回収してくれた。
回収のお兄さんたちしゅごい。ありがたい。

粗大ゴミがなくなった時の爽快感といったら半端ない。
もっと早くやればよかったと思う。笑

面倒でもまず日程さえ決めてしまえば、あとはプロがなんとかしてくれるものである。

断捨離はメリットだらけ

実際に部屋がスッキリ片付いていくと、マジで良いことしかなかった。

  • 機嫌が良くなって、人に優しくできる

  • めちゃくちゃ前向きになる

  • 掃除が楽になって時短になる

  • モノを探す時間が減って時短になる

  • 達成感を味わえて、何事もやればできるという気持ちになる

  • 頭の片隅にあったモヤモヤの中身が見えてくる

  • 思考面が少しずつ良い方向に変わっていってるのを実感できる

  • 小さなことから積み重ねてチャレンジしていこうという気持ちになれる

  • 自分の「好き」の基準がわかるようになる

  • モノを大切にしようと思える

逆に「捨てなきゃよかった」と思ったものは一つもない。ほんとにメリットしかないし、私自身見える世界が変わって驚いた。

おかげさまで毎日ご機嫌に過ごせているし、頭の中はやりたいことでいっぱいになった。またひとつふたつと、叶えたい夢ができた。
時間がない中でも、前向きにひとつずつ積み重ねていこうという気持ちになれているのは、今までの私からしてみるとすごく成長を感じる。

今やってることに不安を感じてる、自分が何をしたいかわからない、なんとなくモヤモヤしている、そんな人は思い切って「断捨離」することを心からおすすめしたい。

自分に合ったやり方で良い

繰り返しになるが、完璧を目指さずにある程度ざっくりで良いと思う。

私も実際に思い出の品や人にもらったプレゼントはいまだに手放せないでいるし、手放したいとも思っていない。保留中のものもかなり多い。もしいつか手放したいと思った時が来たら、その時でいいと思っている。

あとは流行りのおしゃれだって気になるし、お気に入りの服やアクセサリーだったら沢山あって良いと思っている。

「私服の制服化」や「洋服○枚だけで暮らす」といったミニマリスト思考は意思決定の回数を減らせて魅力的だと思いつつも、個人的にはなかなか辿り着けない領域である。

それは人それぞれ大事にしたいことが違うから、自分に合ったやり方で良いと思う。

大事なのは、ちょっとずつでも自分の成長を実感することだと思った。気持ちが変われば、行動が変わって、何事も良い方向に進む気がする。

長くなってしまったけれど、要は断捨離最高!使ってないものは年内に手放してスッキリ2023年を迎えようぜ!!!っていう記事でした。

ここまで読んでくれたあなた、優しくて大好きです!
また書きます!ちゃおー!

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