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打てば響くか響かないかは、結局は自分次第

私は日本史が好きです。

しかし、人に熱弁する事はまず無いです。

それは、大概の人は引いてしまうのがわかるし、自分は興味ありありでも、相手は全くそうではないのを感じ取ってしまうからです。

相手の立場で考えると、興味のない話を熱く語られてしまう事ほど困ることはないでしょう。

まだ付き合いの浅い人には、軽くジャブ打ちする感じで、当たり障りのない話題から始めてみて、お互いの興味のツボを探る事から始めます。

そこで、何を打っても全く響かない人、ちょっとだけ響く人、ものすごく響く人など、それぞれの反応は違っても、少なくともその人との話題の方向性が定まってきます。

そこで、一方的な話題にならないための、私なりの対処法を考えてみました。

打てば響く人

こういう人との会話は本当に弾みます。
お互いに相手の話をよく聞いているから、質問もどんどん出て来るし、その質問からまた話題は広がっていきます。

それは、私が、あるいは相手の人が、会話の中に軽く打った一言に端を発し、それに対してどう響くかが肝心で、その後の話題や関係性にも左右していきます。

一度、響き合えば、話題は自然と湧いてくるし、世界は広がります。

さらに、会った時に話をするだけではなく、その話題から共同作業する事に発展して、もっと共有の事柄が増えていきます。

そうなればもう、何か輪郭のハッキリした目標を掲げた行動をしていて、それが続くと単なる友人と言う枠は超えてしまって、同志に近いものにまで発展する事もあります。

打っても打っても響かない人

逆に、いくらジャブ打ちしても全く返ってこない人もいます。

正確に言うと相槌は返ってくるけども、それだけなので話題がそれ以上発展しないのです。

もちろん、質問もなければ、それに派生した話題もない。

そういう人には、趣味の話はキッパリ諦めて、目に見えた話題をするべきだと思うです。

お天気の話などは、万人にOKですね。

会社の同僚なら、仕事の話や、ちょっとした上司の愚痴でもいい。
ママ友なら、子育ての話や料理の話など。

とにかく当たり障りがなくて、些細な共通の話題がいいですね。
そんな些細な話から、響く話が生まれる可能性だってあります。

自分の押し売りは厳禁

一方的に自分の話題ばかりをする人。
人の話も自分の話にすり替えてしまう人。

これには辟易してしまいます。

私はもう諦めて、相槌だけに徹します。
何か話そうとしても聞く姿勢がないのですから、無理に会話しようとは思いません。

ショータイムが始まったな。という気持ちで観客に徹して、完全に聞き役に回ります。

自分を肯定して好きでいる事は、とても前向きでいい事だと思いますが、
こういうタイプは、単に自分の話を押し売りしているだけで、まるで違うと思うのです。

逆に、そういう喋りたいタイプの人には、最初に話題を振っておいて、思い存分話をしてもらう事が、その場の空気を良くする秘訣だとも言えますね。

共感できる、響く話にするには

響くか響かないかは自分にも原因があるのかもしれません。

最初のジャブ打ちの段階で、お互いにどう空気を読むかで、その後の話題が大きく左右されてしまいます。

例えば、幕末に活躍した坂本龍馬は西郷隆盛に対して、
大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さく響くような人だ。
という人物評を残しています。

坂本龍馬の表現もかなり的を得ているので、西郷隆盛の人間性も想像できてしまいます。

これは話す方も響かせる話し方で、聞く方もちゃんと響く聞き方だったのでしょう。

それこそ、ちゃんと相手の話を聞いて、その話の本質を理解していないとできない態度です。


逆に話す側も、確実に相手に響かせるにはちょっとしたコツは必要です。

まるで起承転結の順番通り、事の起こりから話し始めて、言いたい事の遠い所から長い話をすると、相手はいったい何が言いたいのかわからなくなって、響く話でも響かなくなってしまいます。

最悪は自分も、何が言いたかったのか話の途中でわからなくなってきたりします。

響く話にするには、結論、あるいは一番言いたい所から始めるのがいいのではないでしょうか。

その最初の一言で、相手に響かせる事ができれば、つかみはOKです。
あとはその起・承・転を付け加えればいいのです。

八木美和さんの記事がまさしく端的にそれを伝えてくれています。
これを読んだ時、そうそう!と頷いてしまいました。↓↓↓

単に相性の良し悪しで片付けるのではなく、
相手の話をよく聞いた響く対応と、
要点をちゃんと伝えられて、響かせる話ができるような努力は必要ですね。


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