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林雅子/海のギャラリー

少し前になりますが、
連休に高知へ行ってきました。
建築と食と自然を求めて、
初めての高知へ。

高知には古谷さんの「アンパンマンミュージアム」や、内藤さんの「牧野富太郎記念館」、堀部さんの「竹林寺納骨堂」など、賞を受賞していて有名な建築がいろいろとある。

もちろんそれらも見てきて、良いなあと思ったり、イメージと違ったところもあったりしたのだが、高知でいちばん印象に残った建築が、林雅子さんの「海のギャラリー」だった。
足摺岬の方へずーっと西へ向かうとあります。1967年開館というから、もうすでに50年。

これが外観。

この写真だと分かりづらいかもしれないが、折半構造の白い屋根が掛かっている。
海のギャラリーだが、まあ要は、いろんな世界中から集めた貝を常設? で展示しているギャラリー。

これは2階。青いです。展示施設(に限らず)で色をつけるというのは結構難しいと思うのだけど、私はすごく好きな青でした。
折半構造の屋根の棟のところがトップライトになっていて、光が差しこむ。その真下と両脇に展示台が並ぶ。中央の展示台は下もガラスになっていて、1階にも光を通し、貝のシルエットが見える。よく考えられているなぁ。

これが展示されている貝のごく一例。見たことのないような形のカラフルな貝を見ているだけでも楽しい。
(なぜこんな色や形なのか、不思議だし建築的だなと思う。建築の折半構造もこういう貝のイメージから来てるのかな?)

これが1階。屋根の形が下の階にも現われてきている。すてきな天井だ。

その反対側はこんな感じ。

つい長居してしまう軒下。自然と人が集まってきて、おしゃべりしたりご飯を食べたりしていた。

設備などさすがに古さは感じるもののそれ以上に心に残る小さなギャラリーです。
ここまで来るのは結構たいへんだけど、また行きたい。こういうギャラリーが増えてくれたら良いなぁ。

高知ではカツオを食べ、海を見て、四万十川を見て、朝市を見て、大満足な旅でした。
高知は石がカラフル。木々や気候は南国っぽい。方言がかわいいです。
お土産をたくさんたくさん買って帰ってきました。包丁の切れ味が良すぎて驚いた。値段もなんと2000円という安さ。もうステンレスには戻れない…。通販の人っぽくなってしまったが、本当に切れ味にびっくりしました。錆びないようにだけ気をつけないと。

#建築 #日記 #コラム #高知

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