初就職は幼稚園教諭になったゾォ!
2年間の学生生活では、教育、保育、施設実習へ行った。
実際の現場で子ども達の目の前で読むのは、
大人の前で読むのとは全く違う緊張感に包まれた。
なにせよ子ども達は、素直だった。
おもろない!と、思ったらすぐ解散していくし、ザワザワするし、逆にオモロかったら近寄ってくる。
それも、グイグイ来てくれる。
そんな素直な子どもたちが可愛くて、
どこか食いつかせてみせる!と、
燃えている自分もいた。
声を張り上げて役になりきって
保育室を周りだし、お陰で
声枯れした20代。
決して、酒焼けではない。
お酒は飲めないが、
テンションは爆上げ出来る派。
子どもたちはケラケラ笑ってくれた。
一緒に楽しめたとすごく嬉しかった。
ただ、それは自己満に過ぎない。
ある日、年少クラスの出来事。
参観の後に、お母様たちが帰った。
クラスの中は、それはそれは大変なことに。
ママを求めて涙の大合唱になる。
わかっていたので、その合唱でさえ
可愛く思う。
そんな時、私は絵本を出す。
あれだけ泣いていた子たちは、徐々に
話を聞いて泣き止む。
(絵本....神!!ありがとう!!)心の声
と、さらに私の絵本への興味が湧いて出てきた。
絵本とは、時に大きく興味を掻き立てられて
自分の持つ世界観から大きく視野を広げてくれたり、
枝を伸ばしてくれたり、私が思っていたよりも
奥が深くさらなる扉が待っていた。
しかし、この当時の私は「子どもの本」と
思っていたに違いない。
次は、現場で取り入れていた絵本がどんなものだったか
乞うご期待。
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