赤裸々って、キキララみたいね
病人の夜は心細く、長い!
流行りのインフルエンザにかかってしまい、おうちに引きこもっている。昨年かかったコロナに比べると幾分か楽なのだけど、こんなに腫れたことないってくらい喉が腫れていて、その腫れ具合がどのくらいやばいかというと、仰向けに寝たら気管が塞がって息ができないので横向きで寝ているくらいやばい。今はピークを超えて、縦になったり横になったりしながら一日中作業してる。
喉が痛いとか辛いよりも、自分の喉にここまで腫れられるスペースというか、ポテンシャルがあったことに驚いている。30年以上生きてても知らないことばっかりだ。
生き物なので、体調は崩す。問題はゆっくり寝込めるタイミングで崩せるかどうか。幸い、現場期間ではなくて家で作業期間だったので、誰にも会わずに済んで、リハや本番を飛ばしたり止めてしまったりという最悪の事態も免れた。昨年のコロナも『ギャルバン!』の稽古に入る一週間前にかかったので、執筆が大変だっただけで済んだ。かからないのが一番だけど、ギリギリなんとかなってる。
まるはだかという意味の「赤裸」を強調した「赤裸々」。素敵なのは「赤」という漢字が色以外に「剥き出し」「なにもない」という意味を持っていること。皮膚や服で隠れていない部分は、みんな赤いからでしょうか。
整ったものはきれいだけど美しいと思えなくなってしまった。嘘にしか見えなくなってしまった。真っ赤な部分を残したい。痛々しくて恥ずかしい間違った文章を書きたい。さわられるだけで痛い剥き出しの部分が見たい。
とゆう企みを、今準備中。かみんぐすーん。
つくづく、変な仕事だと思う。ミュージシャンがまず曲を書くのと同じで、お願いされたわけじゃないものを形にしてもまずは1円にもならない。けど、未来に1円を得るため絶対通らないといけない。誰に頼まれたわけでもないのに、時間と労力を割いてジタバタして、自作自演にも程がある。笑わないでいてくれるかい。
決めたいオーディションも何個か控えてる。資料を買ってセリフを覚えて、頭の片隅に当日まで居座る。この時間や労力も、出演が決まらなかったら全部無駄になる。ずっと仕事の一環であるのに、仕事かは決まるまでわからない。つくづく、つくづく、全ては瞬間のためにある長い滑走。楽しいからやるんじゃないのよ。楽しいは結果。
引っ越しを機に実家に置かせてもらってた漫画や本たちを全部引き取った。私の本棚だなぁと思った。すきそうな本が並んでる。間違いなくこの本たちが私を作ってきたんだろうし、これからここに並ぶのは私が選んだもの。他の誰も入る余地のない棚は、それはそれでかわいそうではある。
やりかけ、書きかけの何もかもを早く片付けてしまいたい。1000文字書くのに必死だったころにはもう戻れないね。休憩終わり。
いつも読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただけたらとってもとってもうれしいです。 個別でお礼のご連絡をさせていただきます。 このnoteは、覗いて見ていいスカートの中です。