嫌い、苦手な人が現れて、気付くこと

私がここ数年、仕事で関わった方々の中で
①とても苦手なタイプ、
②なんか鼻に付くタイプ、
そして、
③何なんだろう、この人のこの態度は…と
つい不快に感じてしまうタイプ、

これら3名のタイプの方が、おられました。

その人たちと一緒に仕事をしてきて、
日々関わりながら、
様々な会話や出来事が起こり、
それに対して沸き起こる
自分の感情の渦中にいる時には、
全く見えていなかったのですが、

私自身、直近に配属店舗の異動があり、
その方たちと離れてみて
初めて冷静に気付けたことがありました。

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①とても苦手なタイプの方…
私の仕事に対して、作業時間がかかりすぎている、スピードが遅い、と
ひたすらハイペースな威圧感で捲し上げてくる方、=Aさん

私は、その方とのペースの違いに本当に悩みました。
“どちらも、マイペース”。
でも、自分にとって落ち着いてできる仕事のスピードが違いすぎて、
まるで仕事が遅い私の方が、やっぱり悪いような気がして
とても自分を責めていました。

でも、周りのスタッフの方からは、
「〇〇さん(私)は丁寧だから、今のままで良いよ。」
と言っていただけたり、逆に
「Aさんは早いけど、雑だからね……。」
と言われておられたりしていました。


私は、とにかくAさんからの
高圧的な振る舞いと言葉によって、
心が擦り減り、怯んで、
心の中では思いきり
Aさんに反発しまくっていました…。

でも、
離れてみて、気が付きました。


きっと、Aさんよりも、誰よりも
“仕事のスピードが遅い”と
自分を責めていたのは、
紛れもなく自分自身だったのだと――。

もしも私が、自分の仕事のスタイルに対して
本当に自信があって、
自分の良さ(丁寧さ)を大事にしていて、

これが私。
私は、この状態がベストなんだ。
私は自分の目の前の仕事を、
自分のベストを尽くして淡々と、
こなしていくことに集中すればいい。

こう思えていたら、
きっとAさんの高圧的な振る舞いや言葉にも、
いちいち傷付くことはなかったと思うのです。


結局、苦手な相手というのは
自分に何かを気づかせてくれるために、
今、自分の目の前に、
現れてくれている
のだと感じます。


私は、自分の仕事のスタイルを、
心から納得して、受け入れることができていなかった。
そんな自分を、実は自分が一番、
心の中で嘲笑って、バカにして見下していた。


だから、
私は私。◎
これ以上でも、これ以下でもない。◎

もちろん、指摘された部分は
自分なりに精一杯、改善できるように努力はしますが、

誰にでも、得意不得意があって、
誰にでも、自分が一番のパフォーマンスを発揮できる仕事のペースがあって、

それは、
早いから良い、遅いから悪い、とは
一概に言えないことである。

何よりも、
まずは自分は自分の味方、応援団でいられていて、
自分で自分の良さを、しっかりと認められていることが大事◎

ということを、
自分なりに感じ、納得して、
Aさんから学ばせていただきました。


本来、人は十人十色。
みんな違って、みんないい。

仕事は、職種にもよるとは思いますが、
チームワークが大切。

誰かが誰かの揚げ足をとったり
誰かを非難して、その人の心を再起不能にしたりするのではなく、

みんながみんな、自分の得意な部分を活かしながら、のびのびと、
そしてそれぞれの不得意な部分は
お互いに補い合いながら
仕事をしていけたら

どんなに心穏やかでいられるだろう…。

そんな職場が少しずつ増えることを、
そして職場に限らず、家庭内においても、
そんな関係性がこの世の中に1つでも増えることを祈って……

と、こんな事を考える
良いきっかけになりました。


②、③のタイプの方々から気付かせていただいた事については、
また後日、ゆっくり書かせていただきたいと思っています。😊

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