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時間を無駄にしてるなんて誰が言えるんだ

昨日の夜は楽しかった。

好きな人と久しぶりに会って、飲みながらいろんな話をした。あ、ここでいう好きな人ってのは恋愛感情ではなくて人間としてっていう意味です。

異性と二人で飲むと勘違いされたり、間違いが起きたりすることもあるけど、彼に関しては一切ない。
彼は私にとってお兄ちゃんのようであり、人生の先輩であり、大切な元部下だ。
名前をつけようとするとその関係は難しいけれど、友達ってことになるんだろうか。

彼の好きなところは、自分の人生を楽しんで生きているところ

私は考えすぎて、動けなくなることがしょっちゅうだけど、彼は自分のやりたいことをやればいいよと笑う。

一度きりの人生だから、やりたくないことはやらなきゃいいよって言いながら、仕事は真面目に取り組んでるからそういう姿も好きだ。

彼と会って話していて、最近の悩みがするすると溶けていった。


私も私の人生を生きたい。

仕事に関して、やりたい職業が明確にない。
ただ毎日楽しかったらそれでいいと思いながら、それじゃだめだ東京で何か成し遂げたいと思っている。

勧められる仕事は興味なくて面接にもいけず、ちょっと興味をもってはじめたバイトは結局つまらなくて3日で辞める始末だ。
さすがにこのままでは生活が立ち行かなくなるから転職活動をしていて、やりたいことより漠然とできそうな仕事に就こうとしている。


時間の無駄。

あと五年経って、30歳になったらどんな市場も相手にしてくれないよと誰かが囁く。

それは、私の心の声なのか、周りの声なのか。
年を重ねれば転職も結婚もどんどん難しくなっていく。若さは特権で、それを失っていって残るのはなんなんだろう。

後悔、するんだろうか。
私はこの選択をしてきた私を、いつか後悔するんだろうか。

どんづまりのような日々のなかでも、この時間が無駄だなんて思えない。

あの会社で出会った人たちや、あの働いてきた時間が、無駄なわけがない。

人生の節目節目で大切な人は変わっていくものだろうし、付き合う人で自分自身も変わっていくものだと思う。連絡をとらなくなってしまった人もいる。

でも、こんなご時世にこの街で一杯飲める人がいることがとても嬉しくて楽しくて、どうしようもなく幸せだ。

お金もなくて、夢もなくて、なんにもなくても、大切な人たちといると楽しいなって思える。それを大事にして何が悪い。
今はまだ若いからそんなこと言えるのかもしれない。何十年後のこの先の人生なんて不安でいっぱいだ。

「せっかく仕事辞められたんだから、自分のやりたいことをじっくり考えたらいいんじゃないかな」

好きな人はそう言いながら、それでも時間があれば自分と一緒にまた働けばいいじゃんと言う。


いつか東京でキラキラ働いて、お金持ちのイケメンと結婚するシンデレラストーリーに憧れていた子どもの頃の私よ。

そんなものはないけど、そこそこ楽しく幸せにやってるよ。

もうちょっと頑張ってみるから、ほどほどに期待しておいてね。

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