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【最新号紹介】治療(CHIRYO)2月号 終末期の心不全ケア

寒さ本番,という季節になりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか.

自分は年末に東北の実家に帰省したのですが,やはり寒さが違いました.関東でも冬場の水道は冷たいですが,雪国となるともはや痛いです.意識が飛ぶような冷たさです.手を洗うにも地域でハードルが違うのだなと思い至りました.

 風呂場も震える寒さで心臓が止まりそうでした.
心臓といえば,高齢化が進む日本では心不全の患者数が増え続けています.2025年までに心不全患者は130万人に達するとされており,とても循環器専門医だけでは手が足りない状況となってきているとのこと.

やにわに話題誘導を試みましたが,今月号は「終末期の心不全ケア」と題して,心不全パンデミックのなかで高齢の心不全患者にプライマリ・ケア医がどのようにかかわっていけばよいのかをまとめています! 

 特集の目次

 ■まずはここから! 心不全のケア
マネジメント,治療,緩和ケアに活かす心不全評価 芹澤直紀 弓野 大
プライマリ・ケア医のための心不全薬の使い方 高岡慶光 水野 篤
在宅や地域での心臓リハビリテーションの進め方 諸冨伸夫
心不全の予後予測について 北方博規 白石泰之
かかりつけ医外来における心不全マネジメント 横山広行
在宅医療における心不全マネジメント 藤田真奈 

■さらに深める心不全診療
専門医しか知らないインターベンションの知識 大石醒悟
心不全患者への社会的支援 齋藤慶子
高齢者心不全の特徴 木原康樹
frailty と心不全 齋藤 洋 末永祐哉
高齢心不全患者の栄養管理 宮澤 靖 

■覚えておきたい終末期の心不全ケア
心不全のACP と意思決定支援について 清水政克
心不全の緩和ケア・EOL ケア 平原佐斗司
末期心不全の苦痛に対する緩和ケアの実際 柏木秀行
心不全患者の精神症状への緩和ケア 西村勝治
心不全高齢者の看取りの実際 岡村知直

まずは土台固め!プライマリ・ケアの治療を確認しよう

心不全患者に継続的に関わるうえでは,病態の評価や予後の見立て,薬の使い方など基本的なテクニックは覚えなくてはいけません.本特集ではマネジメントするうえでのポイントをしっかりまとめておりますので,自身の知識やシチュエーションに応じてご確認ください. 

プライマリ・ケアらしさで終末期心不全患者に向き合う

終末期の患者さんに寄り添っていくうえでは,疾患の治療だけでなく患者さんの生活まで考えたケアが必要になります.リハビリの進め方やフレイル,栄養への配慮,精神疾患への対応など包括的に診ていくためのメソッドを揃えております!

終末期にどう寄り添う?

終末期ともなると患者の苦痛や家族の動揺も大きくなっていくことでしょう.治療方針の決め方や緩和ケアなども重要なポイントになります.ご家族にも寄り添って,最期まで支えるために必要な項目も扱いましたので,ぜひご自身のスキルのブラッシュアップにお役立てください.

 

「治療(CHIRYO)」2022年2月号
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文責:「治療」編集部 カーター

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