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「らしさ」のはなし


あなたらしさ 

私らしさ


親らしく

女らしく

男らしく

大人らしく

子どもらしく


妻らしく

夫らしく


一体誰が決め付けたのか?


誰も知らない。


そして私らしさを固定しなくてもいいと、

私は思っている。



女は男の前では化粧をした方が良いとか、

一番風呂は夫が入るだとか、

女は一歩後ろを歩いた方が良いとか、

夫より早起きした方が良いとか、

昔の〇〇らしくは今はどこか遠くの話になった。


私らしさってなんだろう?と考える時は正解がいつも見つからない。

紙に書き出してみたこともある。


心が気持ちいい方向へ進むことがただ私らしいになっていくのではないか?



我が家は国際結婚なので、子どもはアメリカとのミックスだ。


日本ではハーフというが、彼らは半分ではない。2分の1ではない。

言うならばハーフ&ハーフ?


、、、、ミックスという言い方でいい。


彼らは好きな場所で好きなように生きればいいと思う。

立派な大人になって欲しいわけではない、

人を傷付けず、自分を傷つけずに生きて欲しい。


昔はこうだったから、今もこうするのが普通だなんてルールはない


日本に住むからには、自分の意見を表に出さずに周りに合わせて行くのが良いこともある。

でも、自分ならどうするか?



子どもに何か質問されて、〇〇だから〇〇なんだよと教えてあげることは、親切に見えて

自らの問いを親が解決してしまう。


まずはすぐに聞かずに自分で考えてみて!

と言いたい。


いつか親離れした時に"思考力"は必要不可欠。

小さなことも親が先回りしない努力と工夫で"自らが導き出した答え"が見つかるのかもしれない

見つからずに悶々とするのもいい

それがいつか"あなたらしさ"になっていく



親は一生懸命子どものために携帯で情報収集している。

携帯の画面と睨めっこしながら、こんな子になって欲しいと理想を膨らまし続けてしまう。


本当は携帯ではなく、今の我が子の姿を見て感じたことを膨らましてあげればいいのに

情報収集が趣味になってしまっている親は

子どもに良いものを与えようという"愛"で根っこにあるものに気付けているのか自分でも不安になる。


くだらない話でゲラゲラ笑う子ども達こそが、平和の象徴なのかもしれない。



さぁ、私たちは心が動く方へ向かって歩いているのだろうか?

私らしい道を見つけて、種を蒔いて未来を繋いでいきたい。






【本記事は MATO JOURNAL より転載しています】


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