ヒレンジャクに会いに。
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんからメールがありました。
O公園がすごい人だかりで、どうもヒレンジャクが前日から入った様子とのこと。
今思えば、その連絡があったときに、O公園へ飛んでいけば良かったのです。
結局ヒレンジャクが気になって、週末の予定を変更して、O公園に足を運んでしまいました。
その日は北風が強く、これはヒレンジャクが飛ばないかもしれないと早々に諦めて、地面にいたムクドリやキジバトを撮っていました。
飛んできた鳥が数羽、頭上の枝に止まったのを見つけました。
双眼鏡で確認してビックリ、ヒレンジャクの群れでした。
こんなに簡単に見つかるとは。
私が撮っているのに気付いて、近くにいたデカカメラの人も駆け寄り、ヒレンジャクを撮り始めました。
「なんだ、赤か」
その人が大きなカメラを振り回すようにした時、ヒレンジャクが警戒した様子で飛んで逃げました。
「あー……」
思わず声が出てしまいました。
カメラを振り回して鳥を飛ばしてしまうなんて、あまりにもったいなすぎる。
その後、園内を歩き回って、帰ろうかなと思ったとき、またヒレンジャクと出会うことができました。
枝がかぶらないように、低姿勢で撮っていたのを先ほどのデカカメラの人に見つかってしまいました。
その人はカメラを上に向けて、シャシャシャシャと連写して、腕が疲れたらカメラを下ろすのですけど、フンっと下ろす勢いがありすぎて鳥が怖がって逃げてしまうのでした。
またかい!(涙)
飛んでいったヒレンジャクを、最初は追いましたが、なんだか怖がっているように見えてきたのでやめてしまいました。
私はヒレンジャクが餌を食べるとか、羽根繕いをするとか、自然なまま、楽しそうにしているのを撮りたいのです。
この人たちといても、そういう写真を撮るのは無理でしょうから。
また次の機会を捜そうと思います。