見出し画像

暗い森で小鳥は歌う 探鳥会レポート<N山編>2/3話 2024年7月

 先日、ニコ支部の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はMスキー場で、散策したのはN山の中腹です。

 探鳥会ご一行は六地蔵あたりで足を止めました。
 お地蔵さんにもご挨拶。

 ここからしばらく暗い道を歩きます。
 でも、探鳥会参加者の顔は晴れやかでした。

 ずっとコマドリの鳴き声が聞こえていたからです。

 ピンルルルルル

 「この辺から聞こえる?」
 「もしかして、2羽いる?」

 やっぱりコマドリは可愛いなぁ。
 今年はコマドリに会えていなかったので、ちょっと嬉しい。

コマドリが好きそうな場所

 ガーガーガーガー

 ホシガラスの鳴き声がしました。

 スコープ隊のOさんが
 「いるじゃん、ホシガラス!」

 みんなが見ている方向にホシガラスを見つけました。
 暗すぎて、撮れたホシガラスは真っ黒でした。

ホシガラス
上の写真を補正したもの

夜空と星のような模様が見えました。

 良かった、ブログに鳥の写真が載せられる。
 そう思いながら歩いていると、目の前を探鳥会のお姉様方が立ち塞がりました。

 「ちょっと」
 「ホシガラスを撮影したっていうのは、どなた?」

 私たち、ちょっと怒っているのよ、っていう雰囲気がピリピリ。

 「ここにいる、みんなだよ」
 答えたのはスコープ隊のOさん。

 お姉様方は、何人かのカメラデータを見せてもらって満足したらしく、帰って行きました。
 カツアゲかと思ったよ。

きれいな色のキノコ

 「おなかすいた」

 朝早く起きて駆けつけた人たちばかりです。
 みんな空腹でした。

 「血の池まで300メートルよ!」

 役員に叱咤され、探鳥会ご一行は歩きました。

 血の池とは名前だけの小さな小さな地面が湿っているところに出ました。
 ここでお昼休憩だそうです。 

3につづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?