エサを探す小鳥たち
先日、M公園に行ってきました。
最初に沼に行きました。
マガモ、カルガモが見えましたが、頭を羽根の中に入れていて、顔がまったく見えませんでした。
小鳥の鳴き声がしたと思って、双眼鏡から顔を上げたところ、すぐ上の枝にヤマガラガいました。
沼の周りを囲った手すりにヒマワリの種が置いてあって、私がここにいるせいで、食べられないじゃない!と言っているようでした。
ここにはエサが置いてあるので、ヤマガラやシジュウカラが何度もやってきました。
駐車場に紅葉の木があって、ここでカメラマンが何人も待ち構えていました。
シャシャシャとシャッターを連写する音が鳴りました。
慌ててそのカメラの先を追うと、そこにはエナガとキクイタダキがいました。
駐車場からは崖になっていて、エナガやキクイタダキは木の高いところにいるつもりでしょうけど、ここからなら目の高さよりやや上くらいで見られるのでした。
これはすごい、カメラマンが集まるわけだと感心。
みんな知り合いみたいで、大きな声で「実を食べているところが撮れた!」など自慢し合っていました。
私は鳥見の時に大声を出す人が苦手なので、そっと離れました。
どう考えても、あれは鳥が逃げてしまいます。
せっかくなので沼の周りを一周することにしました。
歩き始めると、目に付いたのはヤマガラとシジュウカラでした。
地面に降りては葉っぱを持ち上げて、食べられるものを探しています。
シジュウカラなどは自分の体よりも大きい葉っぱを持ち上げてポイするので、邪魔しないように見守りました。
見ていてもいいのだけど、このままではまったく先に進めません。
ごめんと思いながら、鳥たちが逃げるのを覚悟で一歩二歩と進むと、さらにシジュウカラが集まって来て、通せんぼされました。
何故に。
至近距離で撮り放題です。
シジュウカラやヤマガラが、一生懸命に地面をつついてエサを探す姿を見ていると、人からエサをもらっているとか関係なく、生きることに真っ直ぐで、ただ尊いと思いました。
そのあと、無事に沼を一周しましたが、鳥に会えたのはこのくらいでした。
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