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縁のあった鳥を楽しむ 鳥見散歩<Rキャンプ場編> 2024年4月
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんと待ち合わせて、Rキャンプ場へ鳥を見に行きました。
2年前に行ったことがあって、鳴き声のきれいな夏鳥をたくさん見られたのです。
この日は27度を超える真夏日だったのですが、キャンプ場に着いたときには25度と過ごしやすい気温に。
遅咲きの桜が薄いピンクの花を咲かせていました。
赤いツツジと黄色い山吹が桜と一緒に咲いているのはなかなか見ない光景だと思いました。
駐車場に車を止めて、トイレも済ませて歩き始めました。
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モカさんが足を止めて言いました。
「ツツピー、ツツピー」
と、歌いました。
私に鳥の声は聞こえなかったのですが
「ツツピーならヤマガラ」
「えぇっ」
モカさんが鳥を探し始めて「本当だ、ヤマガラ」と言いました。
鳥の声が聞こえるの、うらやましいなと思う私。
初夏の陽気のキャンプ場は賑やかでした。
キャンプと言えば火を起こして煮炊きするのだと思っていましたが、キッチンカーが料理を提供していました。
今時のキャンプって料理を現地で調達するのねと驚きました。
キャンプ場からA山への登山道があります。
登山道の先に滝があって、2年前に行ったその滝はミソサザイ天国でした。
私たちは滝を目指して歩き始めました。
モカさんはさっそく鳥を見つけました。
「えっ、ゴジュウカラ!?」
モカさんが見ている方向を探したら、確かにゴジュウカラがいました。
「本当だ」
しばらくゴジュウカラを楽しみました。
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モカさんはまた鳥をみつけました。
「いた、キビタキ」
モカさんは私にも教えてくれるのですが、キビタキはすぐに飛んで行ってしまうので撮れませんでした。
しばらく歩くとまたモカさんが足を止めました。
「いた、オオルリ」
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オオルリ
谷間になっているところに青いオオルリがいました。
双眼鏡で動く鳥を追っていたら、メスの姿をみつけました。
オオルリは谷間の右側、左側と飛びながら移動しました。
だんだん奥の方に移動して見えなくなりました。
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「もう少ししたら戻ってくるかも」
そうモカさんに言われて、先を目指しました。
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Sの滝に着き、2年前の記憶を頼りにミソサザイを探しましたが、1羽もいませんでした。
「いないね、ミソサザイ」
モカさんとまた来た道を戻りました。
オオルリの谷間を覗いてみましたが、オオルリも戻ってきていませんでした。
キャンプ場近くでキビタキに会えないか期待したのですが、会えませんでした。
キャンプ場近くに川が流れていて、モカさんはそちらに歩いていきました。
モカさんが川原で座り込んだので、私も隣に座りました。
モカさんはカメラを構えました。
川の対岸を狙っています。
モカさんのカメラの向いた先で茶色い玉がさっと動きました。
「ミソちゃん」
モカさんはミソサザイの事をミソちゃんと呼びます。
ミソサザイは口いっぱいに苔をくわえては、ある岩の隙間に姿を消しました。
「あそこにミソチーの巣があるのかもしれないね」
しばらく川原に腰掛けてミソサザイを楽しみました。
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モカさんは「オオルリ、だめだった」と残念そうでした。
「キビタキ全滅」と、私。
まぁ、夏鳥は来たばかりなので、またチャンスがあるでしょう。
この日はモカさんの誕生日だったので小さなケーキを買ってありました。
コーヒーを入れてささやかにお祝いをしました。
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