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鳥を見つけたい 探鳥会レポート<K別荘地編>2/3話 2024年4月
先日、ゆる支部の探鳥会に参加してきました。
場所はKという別荘地です。
探鳥会ご一行は立ち止まって鳥をじっくり見ていました。
役員のMさんは
「なんだ、キビタキか。そんなのいっぱいいるから」
![](https://assets.st-note.com/img/1715076809092-OF1F5fvdkd.jpg?width=800)
黄色いのがキビタキのおなか
Mさんの言うとおり、キビタキはたくさんいました。
枝に止まっているキビタキがいればスコープ隊が入れてくれたりしました。
ほとんどのキビタキは縄張り争いの真っ最中でした。
ブーンという音を立てて追いかけ合います。
白雪さんが
「もうキビタキはいいや・・・なんてぜいたくな」
そう言って笑いました。
その時、私はぜんぜん撮れていなかったので、ガッカリ。
ピュウ ピュウ
「今の、アオゲラ?」
探鳥会ご一行はアオゲラを探しました。
「いた、アオゲラ」
「アオゲラのメス!」
スコープ隊がアオゲラに焦点を合わせてくれたので、見ることができました。
でも、居場所が分からなくて撮れず。
キョッ キョッ キョッ
「アカゲラ!」
こちらのアカゲラは警戒心が強かったみたいで、飛んで逃げていくところを見送りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715167705224-61gXCLz0qO.jpg?width=800)
スコープ隊で猛禽類担当のSさんが
「オオタカのオス!」
その声に、慌てて上空を見ました。
確かに猛禽類が飛んでいましたが、木の枝の間だったうえに、あっという間に視界から消えてしまいました。
これまた撮れず。
参加者が「よく性別まで分かるね」と、感心。
「オスの方が小さいんだよ」
近くにいた役員Mさんが答えていました。
役員Aさんから声をかけられました。
「いいの、撮れたでしょ?」
「ぜんぜん。動きが速くて」
「いいの、撮ってよ」
ゆる支部では定期的に写真展を開催しています。
Aさんの言葉には、いい写真が撮れたら出品してよ、という意味が込められています。
「ほら、そこにいるよ!」
Aさんが指した先は、どなたかの別荘のお庭で、キビタキのオスが2羽。
にんげんなんてお構いなしににらみ合っていました。
激しく飛び交うキビタキはカメラのファインダーに収まってくれないのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1715076922838-7jjhs7LB2M.jpg?width=800)
会話をしながら歩いている探鳥会ご一行。
誰かが質問したことにゆる支部代表が答えたのですが、その時のセリフにハッとしました。
代表のYさんは上を指し
「あの木の枝先の丸いのが鳥に見えるかどうかです」
この頃の私は、森の中で鳥がうまく見つけられず、へこんでいました。
木の枝の先の丸が鳥に見えるかどうか・・・
ここで思いがけなくいいアドバイスをもらえたように思えました。
見上げた頭上の木の枝先には、枯葉か鳥か、見分けの付かないようなものがたくさん付いていました。
いつか、あれが鳥だと見分けられるように。
新しい目標ができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715198655413-kE4c1f2jd1.jpg?width=800)
3につづく。
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