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探鳥会レポート<T沼編>1/2話 2023年8月 ツバメを探して

 先日、ニコ支部T分会主催の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はT沼で、ツバメの塒(ねぐら)入りを観察します。

 集合時間は夕方で17:30です。
 30分ほど早く着いて受付をしました。

 受付で記名し、保険料として規程の参加費を支払いました。

 集合場所のT沼駐車場からツバメのねぐらまで少し歩くそうです。
 夕方だけれど7種類くらいは鳥を見られると思いますとのことでした。

 T沼が見える場所で時間を潰しました。
 ダイサギが飛んできて葦の中に見えなくなったり、水面から出ている杭の上にカワウやアオサギがいたり、浅いところにカルガモがいたりしました。

カルガモ

 「集まってください」
 いつの間にか時間になっていて、集合の合図がかかりました。

 周囲にいた40人ほどの参加者が集まって、受付で聞いたのと同じ説明を聞きました。

 「出発します!」
 T分会長のHさんが先頭になって進みました。
 Hさんの奥様がそれとなくサポートをしていました。

 列の間に役員が入って参加者が迷わないようにしてくれていました。

 沼に注いでいる川沿いに歩き、橋のところで曲がりました。

 「そこにホオジロでも居るのかと思ったら、スズメだった」
 そんな声が聞こえてきました。

 道路から沼側を見ると木があって、上に出た細い枝に小鳥が止まっていました。
 ちょうどホオジロがこんな枝を好むのですが、見てみると枝に止まっていたのはスズメでした。

スズメ

 よく見ると葦の葉陰にたくさんスズメが休んでいました。
 スズメは眠るために集まる時間が早いようです。

スズメのねぐら入り

 ギョ ギョ シ

 こんな鳴き声が聞こえました。
 「今の、オオヨシキリ?」

 オオヨシキリはギョギョシーと鳴くのですけど、聞こえたのは途切れ途切れでした。

 「オオヨシキリっぽかったですね」
 私がこうに答えたところ、鳴いたのはオオヨシキリということになりました。

 証人がいれば観察した鳥としてカウントされるのですが、こういう曖昧なのでもいいんだと思いました。

 もうだいぶ暗くなって、鳥は見えにくいのですが
 「ピッピッって聞こえない?」
 こう言った参加者がいました。

 残念ながら耳があまり優秀ではない私には聞き取れませんでした。
 静かな場所だったら聞こえたと思うのですけど。

 Hさんが
 「ピッピッというのはセッカ」
 こう教えてくれました。

 探鳥会ご一行がたどり着いたのはG沼という小さな沼辺でした。
 今年はこの辺りにツバメが塒(ねぐら)を作っているのだそうです。

 この日は雲が多い日でした。
 月が薄雲に隠れてぼんやりしています。

 時間が18:00になって、防災無線が流す少しさみしげな童謡が聞こえてきました。

2につづく。

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