キクイタダキ降臨 探鳥会レポート＜Ｍ公園編＞３／３話 2023年12月
先日、ニコ支部Ｍ分会の探鳥会に参加してきました。
探鳥場所はＭ公園です。
探鳥会ご一行は池をそっと覗きました。
マガモとカルガモ、コガモが見えました。
これはマガモです
ヤマガラがやってきて、そわそわしていました。
「あ、エサがおいてある」
「食べられなくて怒っているのかも」
この日は小学３年生の女児が参加していました。
参加者のひとりがベンチに置いてあるひまわりの種をその子の手に乗せました。
野鳥が好きで探鳥会に参加したのなら、ヤマガラが手のひらからエサを食べたら嬉しいかもね。
人の手からエサを食べるタイプ
この日はカメラマンがたくさんいました。
お目当てはキクイタダキだそうです。
Ｍ公園は山の斜面にあるので、斜面の上から、高い木の上の鳥を狙うのかもしれません。
探鳥会ご一行は池の周囲を歩きました。
池の反対側にエナガが飛んでいるのが見えたりしました。
「あそこにいるのはカケスじゃない？」
「木がもしゃもしゃしているところ」
目がいい人がカケスを見つけて、スコープ隊がスコープで合わせてくれました。
カケスは動かなかったのでみんなで見ることができました。
「あそこにカシラダカ！」
そう言った人がいましたが、地面に降りたらしいカシラダカを見つけられませんでした。
その少し先で先頭が足を止めました。
「いるじゃん、キクイタダキ」
先頭を歩いていたＩさんが、後方へ駆け寄ってみんなを呼びに行きました。
「キクイタダキがいます！」
キクイタダキは針葉樹が好きで、杉などにいることが多いのですが、この時はモミジにいました。
「モミジにいるなんて、富士山まで行っても撮れないですよ」
「５羽くらいですかね」
日本で一番小さい鳥です。
「たくさん撮ったけど」
首をかしげながらデータを確認していた人が、撮れた写真を見せてくれました。
それは羽を広げたキクイタダキの写真でした。
「躍動感があっていい」
「たいしたもんだ」
周囲のみんなで写真を褒めました。
ＢＷＧ（バードウォッチングガールズ）のお姉様が
「なかなか頭を見られなかったんだけど、一瞬だけ、エサを食べるために頭を下げてね」
「本当に一瞬だけ頭の菊が見られたの」
と、感動していました。
キクイタダキを見られた探鳥会ご一行、ウキウキで東屋へ移動しました。
東屋で鳥合わせという確認作業を行いました。
「マガモ」
「カルガモ」
「コガモ」
「え～、キクイタダキを観察できました！」
みんなで拍手しました。
今年最後の探鳥会が来週ありますというお知らせがありました。
「最後に、今回初参加のおじょうちゃん！」
「感想はいかがですか！」
小三女児は小さい声でこそこそ。
お父さんが「楽しかったそうです」と代弁。
みんなで拍手をしました。
こうして探鳥会は解散となりましたが、駐車場までは一緒なので、あちこちの木を見ながら歩きました。
駐車場でお礼を言いあって帰路につきました。
帰りに日帰り温泉施設のお蕎麦屋さんで味噌ラーメンを食べたのですがとても美味しゅうございました。
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