見出し画像

探鳥会レポート<H親水公園編>2/2話 2022年6月 オナガも暑そう。

    先日、H川沿いにあるH親水公園の探鳥会に参加してきました。
 主催はニコ支部です。

 太陽の日差しが刺さるように暑い中、川に沿って歩き始めました。

 川原に葦が生えていたので、オオヨシキリなどの葦の中が好きな鳥を期待したのですが、特に鳴き声はしませんでした。

 参加者のひとりが
 「あ、オナガ!」
 大きな声で言ったので、対岸の木に止まったオナガをみんなで観察しました。

 オナガは、
 ハッ、見つかった!
 そうに思ったみたいで、慌てて飛んで行ってしまいました。 

暑いので口を開けているオナガ

 探鳥会御一行は下流へと歩いて行きます。
 川風があるから少ししのぎやすいような、やっぱり太陽がきついと感じるような陽気でした。
 木陰があると、すかさずその下に入って、軽く休憩を取り、双眼鏡で周囲を見てみたりするのでした。

 私も木陰でひと息入れていると、隣にいたご婦人が声をかけてくれました。
 「そこの茂みの真ん中あたりをずっと左へ視線を移してみて」
 「オオヨシキリが見えるから」
 双眼鏡を取り出して言われたとおりにしたのですが見つかりません。

 すると隣から
 「あら、いないわね」
 と、聞こえました。

 私が見つけられないのではなかったと、内心で安堵しました。
 鳥を見つけるのは、私には難易度が高いのです。
 「そうなんですね、ありがとうございます」
 教えてもらえたのが嬉しかったので御礼を言いました。
 鳥が飛んで行ってしまうのは仕方がないことですし。

 川の流れが急になったあたりで少し休んでから、上流へと来た道を引き返しました。
 いつもなら脇道に入るみたいでしたが、今日は暑いので省略したようです。

カワラヒワがいました。

 川沿いに果樹園がありました。
 ブドウにモモ、ウメ、リンゴ、プルーンにブラックベリー、ブルーベリーに柿など、いろんな種類のくだものが植えてあります。

 探鳥会のメンバーは果樹園をのぞき込んで、くだものを狙う鳥をチェックしました。

 みんなが見ていたのはどうやらヒヨドリのようです。
 「あ、赤いのを一つだけ食べた」
 「そうなのよ、すごく美食家なのよー」
 観察しながら大いに盛り上がっていて楽しそうでした。

 農園主はせっかくのくだものを鳥に食べられて泣いているかもしれませんが。

 やがて、集合場所だった駐車場に到着しました。
 駐車場の隅の空き地の木陰になっているところで鳥合わせをしました。

 「オオヨシキリを見た人」「はい」
 「ヒヨドリを見た人」「はい」
 こんな感じでした。

 予定より30分ほど早く解散となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?