鳥見ハイキング<N公園編>2022年6月 餌付けられた鳥。
先日、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんとN公園へ行ってきました。
モカさんと出掛けるのは久しぶりです。
N公園はツツジで有名なところです。
ツツジを見に行った知人から「大きなカメラを持った鳥見の人がたくさんいた」と耳にしていました。
また、お達者クラブの一員からもN公園の名前を聞いていました。
ここで言うお達者クラブとは、大きなカメラを持った高齢者で、私のような若輩者に説教したりののしったりするグループです。
お達者クラブの人たちと関わり合いになりたくなかったので、教えてもらったけど足を運んだことはありませんでした。
でも、偵察に行ってみたいとは思っていました。
今回、モカさんが付き合ってくれたので、N公園に行くことを決心したのです。
駐車場にはワゴン車が一台だけ止まっていました。
私が知っているお達者クラブの一員の車では無かったので、少し安堵。
モカさんと噂の場所に行ってみました。
ちょうど東屋があって、日陰になっていました。
モカさんは先客のカメラの方向を見て「きっとあそこじゃない?」と推理しました。
何も知らないですって顔をして先客に挨拶をしました。
「こんにちは」
返事があったのかどうか、緊張していたので覚えていないです。
カメラの先にはちょうどシジュウカラが来ていました。
シジュウカラは水浴びをすると、パタタッと飛び立ち、枝の上で何やらついばんでいました。
モカさんは感心したように
「すごいですねぇ」
先客の人に話しかけていました。
話しかけられた方もポソポソと会話に応じていました。
先ほどシジュウカラがいたところは、池の周りにある石の上で、少量の水が出ていました。
鳥の後ろは岩になるし、手前にはまるで絨毯を敷いたように苔が広がっていました。
高さのある岩の上なので、鳥の姿が正面に来るのもよくできていると思いました。
次にやってきたのはカワラヒワでした。
松の枝に乗って、何やら木の皮をめくるような仕草をしています。
ヤマガラが姿をちらっと見せました。
素早くて姿をとらえられませんでしたが、メジロが来ていました。
モカさんと
「あと1羽来たら、次に行こうか」
こう話しました。
それっきり、鳥が来ません。
どうしたものかなと思ったときに、モカさんが
「ホオジロ!」
こう教えてくれました。
私たちが見ていたのとは反対側の大きな木の上のてっぺんにホオジロがいて口を開けていました。
ホオジロがいてくれて良かったです。
1羽、撮影ができたので、N公園を後にしました。
モカさんが
「最初にシジュウカラがいるのを見たときはたいしたものだと思ったけど、その後、途切れちゃったね」
そうに言うので、教えました。
「あれはエサが置いてあったんだよ」
「ちょうどエサが終わったので鳥が途切れたけど、私たちがいたのであのおじさんはエサを追加できなかったんだと思う」
エサで集めた鳥より、思いがけない鳥との出逢いの方がいいと思いますけどね。
私たちは早々に帰りました。
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