見出し画像

ELLEGARDEN、10-FEET、マキシマム ザ ホルモンの対バンツアーに行きたすぎて妄想してみた話【ELLEGARDEN編】

よみがえる、エルレ復活の新木場の思い出

画像1

2021年12月1日、今日は青春時代からずっと僕の心の中でヒーローとして君臨する3組が対バンする夢のようなツアー当日。
10月に「チケットがご用意できました」という一文を目にしてから妄想セットリストを聴き続けた。
そして、今日新木場駅に向かう車内で何度も心の中でつぶやいた言葉がある。

俺は、今日この日のために生きてきた。【注】これは妄想です

忘れもしない、2018年8月8日。ELLEGARDENが復活したあのライブ当日、新木場駅に向かう車内で唱えた言葉と同じだ。
さらに言うならば、新型コロナウイルスとの戦いは大袈裟ではなく全人類が生死をかけた死闘だった。
そして、同じように生と死を身近に感じてきた人たちが「新木場USEN STUDIO COAST」に集結する。音楽史に歴史を残す伝説のLIVE・ツアーとなることは間違い無いだろう。

そうこう考えているうちに新木場駅に着いた。
今日も冷え込みが厳しいけれど、Tシャツ、短パン、スニーカーのキッズたちが会場に向かって歩いている。
背中を見ただけで、いつごろからの誰のファンだかがすぐわかる。かくいう僕も駅のトイレでエルレの復活ツアーTシャツに着替え、会場に早歩きで向かった。もちろん、物販も復活しているため会場に早めに着いてツアーTシャツを購入するという選択肢もあったが、僕はあえて自分の思い出とともに参戦すべく、このTシャツを選んだ。

同じ釜の飯を食ってきた(= Eat rice in the same kettle)3バンドがライブハウスで再会する。
月日が流れ生活環境が変わることでライブハウスから足が遠のいた人もいる。そんな皆とライブハウスで再会(= Reunion)したいという思いも込められたツアー。

3バンドからの思い・メッセージを受け取ったキッズたちは、一人ひとりさまざまな思い出のあるTシャツを身に纏っているのだろう。古参が偉いとか、新参者がどうとかという概念ではなく「今日、この日にどんな思いを持って挑んだか」がTシャツには込められているし、ぜひ終わったらTシャツ談義をしてみたいものだ。【注】これは妄想です

画像2

祝い花からSEまで、会場内のすべてが演目であり、テーマパークのようだ
そして、ついに会場に足を踏み入れた。
会場は冬なのに異様な熱気に包まれ、入り口には祝いの花もたくさん届いている。

『ストレイテナー』『ASIAN KUNG-FU GENERATION』『ACIDMAN』などのキッズが大興奮する往年のヒーローから、『ONE OK ROCK』『BLUE ENCOUNT』『WANIMA』『BiSH』など親交の深いアーティストたち、そしてキッズたちの絶対的な神のような存在である『Hi-Standard』の名前まである。キッズたちはみんな記念撮影に夢中だった。【注】これは妄想です
僕はというと、ちょっと遠目から一つひとつの花を撮影して、一足先にフロアへと足を運んだ。

すでにノリに乗ったキッズたちがはしゃいでいる。(もちろんマスクをして、節度を持って)
それもそのはず、SEは『ストレイテナー』のアンセムとして有名な「Melodic Storm」が流れていた。
続いて流れてきたのは『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の「君という花」。このSEを選曲したDJはどう考えても同世代だ。粋な計らいであり、すでにSEが演目のひとつとなっているツアーは他にそう無いだろう。

そして、SEで勝手に気分を盛り上げつつ、暗転した。

エルレはいつだって僕らをおとぎ話のような世界に連れて行ってくれるヒーローだ

画像3

重低音が鳴り響く。いつものやつだ。
4人がゆっくりと位置につき簡単にチューニングを行なって細美さんが目線を上げる。
「行こうぜ、新木場!!」と叫ぶと同時に、ギターのリフが鳴り響く。1曲目は「スターフィッシュ」だった。
まさに歌詞の通り「おとぎ話の続きを見にきたキッズたち」を一気に夢のような世界へ引き込んでいった。
僕個人の意見だが、エルレは3バンドの中で最もキッズたちが一緒に歌うバンドだと思う。そんなキッズたちが1曲目からフルパワーで大合唱した。
そして間髪入れずにはじまった2曲目「Pizza Man」。独特なリズムや絶妙なコーラスが最高な一曲だが、サビ終わりの「チュッチュル、チュッチュッチュチュルル〜」で一緒に歌い、2Aメロの「ペパロニクワトロ!」という部分で叫ぶという楽しみがたまらない。

「こんにちは、ELLEGARDENです! おまえらも、オレたちも今日この日のために頑張ってきたんだ。今日が終われば戦いはまた続くけど、今日くらいはみんなでパーっとやろうぜ!」【注】これは妄想です

ここで3曲目「Supernova」。復活ライブの1曲目のあの曲だ。この曲が最初でも最後でもなく、途中で流れることに嬉しさが込み上げてきた。エルレの伝説はまだまだ続くのだと。
そして、4曲目はSTOP&GOが最も激しい「Space Sonic」。ギターリフから歓声が上がる。僕が初めてエルレをコピーした楽曲もこれ。勝手にノスタルジーに浸りながら盛り上がる。さすがに少しここで落ち着いた曲に行くかと思いきや5曲目は「Fire Cracker」。そして立て続けに6曲目「BBQ Riot Song」。このおじさんたちはペース配分を知らない。ガチンコでオーディエンスと向き合い、ツアーだの、対バンだの関係なく、この時間に人生を賭けてくれる人たちなのである。

「おまえらと一緒に生きてきたこの約20年、本当に最高だった。そして、これからも一緒に最高のロックを届けていきます。ありがとうございました!!」【注】これは妄想です

7曲目は「Make A Wish」。細美さんの最初の弾き語りの部分で涙が流れる。ああ、これでELLEGARDENとは当分会えないかもしれないという悲しみが込み上げてきたのだ。同じく隣で泣いているファンも多かった。すると「おい、泣くな! まだまだ今日は終わらねぇぞ!」と発破をかけられた。
そして最後の8曲目「虹」はアジカン・ゴッチと、テナー・ホリエとの思い出からつくったという一曲。これほど最後にふさわしい曲はない。ELLEGARDEN、ありがとう。【注】これは妄想です

【ELLEGARDEN/妄想セットリスト】

1曲目:スターフィッシュ
2曲目:Pizza Man
3曲目:Supernova
4曲目:Space Sonic
5曲目:Fire Cracker
6曲目:BBQ Riot Song
7曲目:Make A Wish
8曲目:虹

【おまけ】ELLEGARDEN 復活ライブ/Make A Wish

いかがでしたでしょうか、初の試みの「#妄想ライブレポ」。今回はELLEGARDEN編でした。10-FEET編とホルモン編は絶賛執筆中です! 乞うご期待ください(笑)。
それにしても、このセトリやMCまで考えるワクワク感をぜひみなさんにも味わっていただきたいです!! ぜひみなさんも「#妄想ライブレポ」のタグを使ってライブのレポートを書いてみませんか? こっそりタグ検索して覗きにいきます。

※本記事は僕が連載している「TSUTAYA News」より抜粋したものとなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?