犬と猫の思い出

犬と猫のこと、思い出したのでなんとなく書いてみる。

小さい頃は犬が好きだった。ご近所のワンコとよく遊んだり、お散歩に付いて行ったり。犬と触れ合うことの方が圧倒的に多かった。なので犬しか知らないって意味でも必然だったと思う。

ある年、父の田舎の家にお盆の帰省をしたら、猫が飼われてた。白くて小さくて細身で目が切れ長な綺麗な猫だった。すごく警戒心が強くて、全然遊んでくれなかった。「猫って愛想悪い」そう思った。

でもなぜか、今は猫の方が好き。犬は好きでも嫌いでもない。なんでかな?特に大きな出来事があったわけではない。あ、1つ思い当たるのは、知り合いの飼ってた大型犬を散歩に連れて行った時。夕暮れ時で、すれ違う車がヘッドライトをつけた瞬間、その犬がびっくりして走り出してしまった。興奮して制御が効かない・・・思いきり引きづられて擦り傷だらけになった。 「犬のパニックはなかなか終わらない」そう思った。

今から20年ほど前の冬の寒い夜に外出から戻ると、マンションのロビーに子猫が捨てられていた。旦那さんのジャンパーの中に潜り込んでしまった子猫を、仕方なく部屋に連れて帰ってしばらく同居した。雑誌や新聞をみていると、一緒になって覗きに来る。寝転んでテレビをみている旦那さんのお腹の上で熟睡する。爪とぎをされてボロボロになった布製の座椅子。夜明け前から餌をねだって鳴き続ける。玄関を開けたら猛スピードで脱走して、勢い余って非常階段を登ってしまい、帰ってこれなくなって上の階の廊下で鳴き続ける。「猫って不思議」そう思った。

今はどちらも飼っていないし、多分この先も飼うことはないかもしれないけど。なんとなく思い出した猫と犬のお話でした。





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