時折かみしめること
母が歳を重ねる度、少しずつ体が小さくなってゆく感覚がしている。あれ??っと思う。
元々小柄で穏やかな人。
守りたくなる芯の強いやまとなでしこタイプ。
時折
スーパーや映画、外食、小旅行に連れてゆく。
母は血圧が一時的に高くなる体質であり
突然夜間病院に行く事もあるが、すぐに回復してしまう。
体調不良で寝ている姿を介抱したりする日が時々あると
いつしか私の背丈は母をこえて大人になってしまったが
私はこの女性のお腹から産まれたんだなぁ。
としみじみ実感する時がある。
大人になると自分は母と全く異なる個人の様に感じてしまうのだが
誰もが生みの苦しみを経てへその緒で繋がれて生まれてきたんだ。
近い所にいると忘れてしまうし、意見がぶつかり喧嘩もする。
でも時々はそれを思い出し、心の奥で感謝したい。
だから私は今流行りの親ガチャという言葉は何か嫌いだ。。
色んな親がいるとは思うけど。。
自分の命を何ヶ月もお腹に抱えて生活していた姿を想像したら泣ける。嬉しい日も悲しい日も体調が悪い日も私はそこにいた。
そして生を受けた私はつまずきながらゆっくり私の人生を歩む。
進んだり戻ったり。
貴方は貴方の人生を歩めばいいさ。
不器用だってゆっくりだって自分のペースでいこ。
大丈夫。何とかなるさ。
何が幸せかなんて分からないけど
笑顔多き人生を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?