見出し画像

文章を書くときの「引用・参照」について

 今回は、文章を書くうえで気をつけていることについて書きます。なんだか難しい内容のようですが、シンプルな内容です。ヘッダーはジェットストリームの多色ペンです。とても便利です。

 何かの文章を書くときに、誰かの文章を参考にしたら、参照元を示すことがとても大切です。また、引用であることが分かるように括弧でくくったり、出典を示して参考文献をつけたりします。特に大学で書く文章では厳しく指導されるのではないかと思います。

 これは、インターネット上の文章ではあまり厳密に重視されていないところもあると感じました。Web上の資料を参照するときは、発行元と記事の名称、URL、閲覧日時などを記録しなければならないのですが、「発行元」の部分が曖昧なものが多いと思います。実際に私もnoteでは実名で記事を書いているわけではありませんし、発行元が明確でない記事はWeb上にあふれています。

 この点では、Wikipediaの一部の記事などの方が出典を示してしっかりと書かれていることもあります。レポートの作成で「Wikipediaは参照してはいけません」とたまに釘をさされることがありますが、私なら「Wikipediaは参考にしてもよいけれど、その出典が示されているなら、自分もその出典までたどったほうがよい」とアドバイスします。

 Web上の記事をWebのなかで引用するなら、URLを記載すれば参照元をたどれるので、最低限のルールはクリアしていると思います。ただし、紙で書くもの(論文や書籍など)に引用するなら、その発行元の情報が明確でないものは、極力引用しないようにするしかありません。

 こんなことを考えたのは、書籍にもない情報がWeb上で詳しく説明されているケースが少なからずあるからです。それらを参照元として示したいとき、発行元が明示されていない記事だと、引用したくても引用できません。せっかくとても貴重な情報を見つけたと思ったときも、さびしい気持ちになります。もちろん、Web上に記事を書く人が、必ずしも引用されるために記事を書いているわけではないので、難しいところです。

 今後、Web上などオンラインの情報はさらに増え、紙媒体にないオンラインだけの情報も増えるかもしれません。そうしたときに、このような引用・参照の問題とどのように向き合うべきか、考えなければならないと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?