旅楽団 47

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ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ
ヒュュゥゥ
うぼっ…。
げぼっ…。
うはっ…。
うひっ…。
久しぶりに息を吸った気分だね。
何とかしてかすかにまぶたを開けてみるのさ。
そんな音がなんだか聞こえるんだね。
ぼんやりした景色が見えるね。
森の匂いかね?オリは森に連れてこられているのかね?
頭の中はぼんやりしているのさ。
この匂いはチリチさんのお酒の匂いかね?
自分の体からするのさ。あの[メロン殺し特選]の匂いがさ。
口の中は焦げ臭いのさ。何だろうね?
そう言えばさっきの音は何だったのだろうね?頭の中に残っているのさ。
体が重いね。
ピクリとも動かせない。
動かないのさ。
つらいね…。
まぶたが重くなっていくのさ…。開けているのがつらいね。
てんぷらやま楽団のみんなが手に何かを持っているね。
この人たちは誰だろうね?
オリのまぶたはそれ以上あらがえないね…。
又深い闇に落ちていくのさ…。

ひとまずストックがなくなりましたので これにて少しお休みいたします。 また書き貯まったら帰ってきます。 ぜひ他の物語も読んでもらえると嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 わんわん