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「答え合わせ」の旅㉑

二つの街にサヨナラを。

またいつか

Nijntje Museum。
日本語が出迎えてくれた。
外で散歩してる愛犬が家で見るより可愛いように、他所の国で見るひらがなって可愛い。

ようこそ。

ここは子供連れが来るとこなんだけど、ミッフィーの有名な国の日本人は大人たちも来るらしい。
って解説入れたが、ほんとに子連れしかいなかった。
コートを引っ掛け、ロッカーに荷物を収納。
この様式はもう観光スポットあるあるでお手の物。

ほっこりする可愛いロッカー

中にはミッフィー、いやNijntjeがいっぱい。
(可愛い………)と心で噛み締めながら子供に混じってがつがつに自撮り。


日本語があちらこちらに。

交通ルールを守れる仕組みもあったりね。なんかいろいろありました。ちびっこ×ミッフィーかわいい。

しかーしやはり仮移転の域をでていない。
グッズもこれだけ?って思ってしまう品揃え。
これは絶対我が国のハウステンボスの方が軍配があがると思う。日本のグッズ製作の領域と質と展開力ってほんと神をも超えると思う。推し文化はすごい。
日本に帰ったらハウステンボスに行こう。

ただ一つ断言できること。
この国に来たら間違いなくミッフィーを好きになる。
異文化の中で、馴染みのあるミッフィーがいてくれることはどんなに心強いことか。味方を得たような感覚。
私は最終的に二匹のミッフィーと帰国した。

ユトレヒトの観光スポットの一つ、ドム塔にも。
ここは帰国後も調べてないんだけど、修理中だったのだろう。ずっと歩き回ってもそれらしきものがなく。
よくわからないままぐるぐるぐるぐるしてた。

たぶんこれがドム塔(工事中)

私はこの街にいるはずの表がミッフィー、裏がディックブルーナさんっていうミッフィーのオブジェを探してた。
ずっとずっと探したけど日本語での有力情報がない。
ほんとのNijntje Museumの方に工事中で隠されてるのだろうか。という結論で締めて探すのを諦めた。
音楽院の近くにあったとつい最近知った。くぅ。

デハール城に行くのを辞めた理由の一つに、ユトレヒト名物アップルボウルを食べるタスクがあった。
りんごをカリカリに揚げたようなやつ。
美味しいと言われているカフェを見つけ、まだレストランでの生傷は癒えてないが入ってみよう。

カランコロン。for 1。でかい中央テーブルに相席って感じで案内された。
メニューは英語だったが、どれか見つけられない。
店員さんを捕まえることができて、アップルボウルの写真を見せた。あー、これだね。って教えてくれた。そしたスペシャルティーもお願い。
オーダーできたじゃないか。よしよし。

アップルボウル

りんごが丸ごと使われている。何より問題なく注文できた喜びがよいスパイスになってる。

ほどなく食べ終わり、チェックプリーズ。
この店はそこまで大きくないのか店員さんがうろうろしてくれるからか、呼びやすくて嬉しすぎる。
もしくは昨日のレストランでの回顧が私を強くしてるのかのどちらかか。うん、どっちもだな。

なにで払う?みたいに聞かれた。
え、まさか。キャッシュOK?と聞くとYeah。と。
キャッシュチャンス到来!あまりにも使う場所がなくてどうしようかと思ってた。初めての現金払い。
そしてお釣りでやっとコインGET。これで有料トイレも行ける。
ユーロ紙幣は少々両替してきていた。
2万出してこんだけのお釣り?って少ないお釣りと共に渡された計120ユーロの紙幣たち。
ちなみに駅の券売機ですら現金が使えない。訂正。硬貨は使える。笑っちゃう。3千円弱の硬貨を誰が持ち歩いているのだ。
てなわけでほんと貴重な場所だったってわけ。

これにてユトレヒトでのタスクは完了。
バイバイ、ユトレヒト。
愛する街よ。
またね。

McDonald'sも異国では安心材料

うーん、13時台を最後にユトレヒトの画像が終わっている。次の画像は16時台。
私は3時間もどこでなにをしてたんだろ?ユトレヒトのショッピングモールまた行ったんだっけ?アムステルダム行きの電車待ちが長かったのか?

うっすら思い出すのはユトレヒトの駅構内にあったコロッケの自販機と名物のフライドポテトを食べようか悩んだ末辞めたこと。
復路の電車の記憶はなし。Instagramでも投稿してたんかな。アムステルダムに着いて。
あ!お土産を探そうとしてたのかもしれない。思い出してきた。スタバの限定カップとか、雑貨屋を見てた気がする。買うならこの日しかないもの。

だって明日は移動日。
実はこのアムステルダムを離れるのだ。

てことで明日ホテル周辺からスキポール空港へ行くバスチケットといまからホテルまで帰るトラム1時間券をAmsterdam Centraal Stationの券売機で買ったのだと思う。
改めて振り返ると明日のチケットまで買うなんて本当ぬかりない女だ。

それでいつものmuseumpleinに戻って、広場にあるギフトショップでお土産を探したのは覚えてる。
写真はもっと前に撮ったもの。

ゴッホのひまわりモチーフ
ちなみにこのマグカップ買った

ここは国立美術館とゴッホ美術館に挟まれて二つの美術館分のお土産が見れる。
実はもう何度か来てるんだけど、ここにはキャッシュ用のお会計があったのよね。ここでルーレットを賭けるように、キャッシュを大量に突き出して消費した。

そう。華麗にスルーしてたのだが、かの有名なゴッホもこちらの国出身で、ゴッホ美術館もある。
しかし私の資金不足と興味のなさ故に行っていない。
一応美術館の写真だけあげておく。あと、国立美術館にゴッホ自画像あったのでそれも。

晴れた日のVan Gogh Museum
Gogh

このMuseumpleinに着いた頃、この旅一番の雨がザッと降ってきた。寒いし眠たいし疲れてる。そりゃそうだ。今日はあんまり寝てなかったんだ。
あー、アムステルダム最後の日なのに。
まだ見てみたかったところに行けてない。
でももう17時?閉まっちゃうかも。でも雨はちょっとしんどい。
寒いしとりあえずホテルに帰ろう。

後悔の球根

ホテルでベッドに体を預ける。疲れたなぁ。
ただ今晩の食料がないのよね。予定してたAlbert Cuypmarktに行かないとなっても雨降るなかスーパーには行かないと。

立ち上がるには元気が必要で、立ち上がらないと未来に後悔がつきまとう。なんて二択だ。トラムの1時間券の時間も切れるから余計に諦めに拍車をかける。

スマホの時計を見る。あれ?まだ16時前か。
1時間くらい時間の感覚がずれてた。
Albert Cuypmarktまで地図を見る。
歩いたら15分ぐらい……頑張りゃ間に合うのか。

シャッ。カーテンを開けて天気の様子を見る。
天から光が差し込んでいた。通り雨も弱くなったかも。

ガバッ。
靴をもう1足スニーカーよりは雨に強いものを持ってきてたのでチェンジ。あと少し厚着に着替える。
行く?行かない?の勝負はまさかの「行く!」が逆転勝利を収めた。

この女はこのあと4,5km歩く。
いやほんとに心と体も逞しくなったもんだ。

Albert Cuypmarkt(アルバートカイップマーケット)はオランダの市場。
食材もオランダ名物も屋台もお土産も一応なんでも揃う通り。ここで観光ついでに夜ご飯を食べようと思ってた。

Albert Cuypmarkt

やはり終了間際。すでに閉まりかけの店たちもあり、ちょっと冴えなかった。本当は魚を食べたかったけど、見つからずもう時間がない。
仕方なしにチキン。店前でも立ち食いで食べられるんだけど、これは一個食べて用意周到に持ってきたジッパー袋にすぐ入れてバッグにしまった。

チキン。

あと一応こちらで有名なお菓子、ストロープワッフルを食べとこうと思って買いに。
絶対私これ好きじゃないだろうなって見た目なのは知ってたけど、一応ね。記念にね。

ストロープワッフル
パクっ。

おっ!と思うより先に「やっぱね。」という味。
とりあえずパクパク食い進めてたけど、だいぶ小さくなったのでまたジッパー袋に入れてバッグへ(小声:このあとホテルに帰って捨てた)

このあと帰るかと思いきやこのストロープ女は、シンゲルの花市場に向かう。歩いて歩いて到着。
こちらも17時半に閉まるのでギリギリ。

ほんと閉店10-15分前とか。急いで観光。ほぼ動画撮ってたので、写真がない。
オランダは世界でも中心的な花のマーケットらしい。
オランダフリークなのに知らんかった。
このシンゲルの花市場は、お花市場では世界的にも有名。ユトレヒトでお花に魅了されたからには行かねばならなかった。

あかしろきいろどの花みてもきれいだな

お花と球根と種がいっぱい。わぁいいね。
本当に持って帰りたい。だってオランダで買った種とか球根が日本で咲いたら最高じゃない?
いっぱい調べたけど検疫で没収されたり、持ち帰るのはなかなか難しい話らしい。ちぇ。

栄養がよくない気がしてスーパーへ寄ってサラダとか水分を買う。そして明日の移動準備をすべく、帰ってチキンを食う前にまず風呂へ。
風呂から出て冷めたチキンをパクり。固っ。
もはや生命維持装置となったインスタライブを二度も回し、心拍を安定させる。あー人との会話が恋しい。

さてさて広げに広げまくった荷物たちを準備できたものから相棒のスーツケースに詰め込む。
忘れ物がないかも声出し確認。

シンゲルの花市場でチューリップに見送られたおかげで、ようやくここアムステルダムと別れる決意ができた気がする。
ホテルを飛び出して良かった。
あのままぐずついていたら、それこそ後悔の球根をこの心に埋めて、後悔の花を咲かせてしまうところだった。