【随時更新予定】さよなら、素晴らしき日々よ!
クッソどうでもいい前置き自分語り
僕が浪人生のころに出会った、最初のエロゲ。
…昔からアニメばかり見ていた人間だったが、浪人時代に突入すると、アニメを視聴するモチベーションが完全に消失していた。というのも、当時、「プリティーリズム・レインボーライブ」という、ある一つの特異点とも呼べるアニメと出会ってしまったせいだ。
このアニメを見終えたとき、「あぁ、今後このアニメを超える感動的な鑑賞体験には、もう出会えそうもないなぁ」と、直感的に感じてしまった。僕にとっての、永遠に越えられない壁。それ以来、アニメに熱をあげることはほとんど無くなり、さりとて受験勉強に身が入るわけでもなく、怠惰な浪人生活を過ごしていた。
…そんなある日、僕のゆるみ切った頭の中に、「せっかく18歳になったんだし、18禁コーナーに入ってみたいなぁ」という、漫然とした考えが浮かんできた。
夏の暑さに溶けた脳みそのまま、マンガ倉庫へふらふらと足を運ぶ。そこの18禁コーナーで出会ったのが、本作、「素晴らしき日々~不連続存在~」↓
当時、ニコニコで何度も「空気力学少女と少年の詩」※は聞いていたし、本作の評判もかねがね伺っていたので、以前から興味自体は抱いていた作品だ…
「…せっかく18禁コーナーに来たんだから、記念に買っていくか、どうせ暇なんだし」
こうして僕は、はじめてのエロゲを手に帰宅した。なんだか少し、大人になったような気分だったなぁ~。
…家につくなり、さっそくインストール。エロゲということもあって、少し気恥ずかしさを感じながら起動していた…青いな。画面サイズをフルスクリーンに変更してから、「スタート」ボタンをクリック!
…僕は一瞬でエロゲの虜になった。
開幕フルスロットル…屋上でタバコをふかす美少女と、そして空。
このシーンで流れる音楽の、なんと綺麗なことだったろう。すべてが僕の心を揺さぶった。
…今でも思う。ここが、僕にとっての「エロゲ」の原風景。
「Down the Rabbit‐Hole」…空に輝く太陽は、まるで世界に空いた大穴のよう。そこを見上げる彼女は、きっとその穴から落ちてきてしまったのだろう。ウサギ穴に落ちたアリス。であれば、こうして画面の前でみている僕も、きっと、一緒に落ちてしまっていたんだな…
――ようこそ、”エロゲの世界”へ――
こうして完全に沼に嵌った僕は、受験勉強なんかそっちのけでエロゲに熱中していた。みるみる落ちていく成績。リアルを犠牲にしながらやるエロゲの、なんと甘美なことだろう!
…当然、受験には失敗。第一志望には落ちたし、親にもこっぴどく叱られた。でも、後悔はしていない。この浪人時代の一年間は、純粋にエロゲが楽しくてしかたなかった、僕にとっての”素晴らしき日々”だったのだから…
で、結局「さよなら、素晴らしき日々よ!」って何?
私事ではあるが、来年の4月から実家を離れ、県外で一人暮らしすることになった。今は絶賛お部屋のお片付け中。僕は基本的にエロゲはDL版でやるので、手荷物になることは無いが、「すば日々」だけは別だ。今でも手元に大切に保管してある。…その割にはパッケージがボロボロだが。
そして本題だが、この機会に僕は「すば日々」と決別しようと思う。
…何やら大仰な物言いだが、単に荷物が多すぎて「すば日々」まで持っていく余裕が無いだけなんですけどね。実家に置いたままでもいいんだけど、僕は実家に戻るつもりはないので、それならいっそ手放してしまおうと。
理想は、最近エロゲを始めた友人に押し付けることなのだが、それも難しそうだ。だったら、出会いの場所でもある例のマンガ倉庫に引き取ってもらうか…とか思っていたら、なんとマンガ倉庫の18禁コーナーが消滅していた!
「僕とすば日々が出会った場所」という記憶に紐づけられていた現実との接点が失われ、本当に思い出の中だけの記憶になってしまったんだなぁ…しみじみ。
なので、結局こうして「すば日々」は、未だ僕の手元にある。
「どうせ最後なんだし、もう一回遊んでみるか」…そう思い立った。
僕は、これまでにも何度か「すば日々をやり直そう」と思っていたけれど、気がつけばいつも序章の部分で手が止まってしまうんだな。なので、最後までやり通せたのは浪人時代の一回だけ。僕にとっての至極の記憶。だからきっと、やり直すことで、思い出が色褪せてしまうことを恐れているのかも。
…でも今なら、最後までやり通せるかもしれない。だって、これで本当に”お別れ”なのだから。たぶん今、僕は”出会い”の頃と同じくらい、「すば日々」へのモチベーションが高まっている。エモさのボルテージが極限に達した今なら、その勢いのまま最後までいけるかも。それにもしかすると、エロゲを純粋に楽しめたあの頃の気持ちを取り戻せる…そんな予感まである。
幸い、僕はnoteを始めていた。
僕とすば日々との記録を綴るのにはうってつけである。
もし最後まで綴れたのなら、ようやく僕は別れを口にすることが出来そうだ。「さよなら、素晴らしき日々よ!」と…
【随時更新予定】すば日々実況メモ?
…ここから先は、僕のすば日々を使った公開オナニーを垂れ流していきます。「随時更新予定」とタイトルにあるように、この記事は未完です。これから僕はすば日々を章ごとにプレイしていき、その感想をリアルタイムで書いていきます。なので、恐らく文章はとびとびの尻切れトンボ、おまけに誤字脱字が半端ないと思います。完全に自分に向けての文章でしかないのです。ごめんね。
↓↓↓↓↓↓ここからスタート↓↓↓↓↓↓
・序章
12月26日
再インストールして最初からスタート。
あれ、この画面からスタート?全然覚えてないな…
何も言葉がでねぇ…
いや、言葉なんか必要ないな
ただこの旋律に身を任せながら見ていればそれでいい。
空から落ちるぬいぐるみ
そういえば僕も昔うさぎのぬいぐるみ持っていたなあ
キャラクターチックにデフォルメされたやつじゃなくて、もっとリアルな動物寄りのやつ。
「夏の大三角」…多分序章でしか聞けなかったんじゃないかなぁ
そしてざくろの、声
ウィスパーボイス?囁くかんじですごく儚げで、透明感がある。
舌足らずな発音も心地よい。
12月28日
空は誰のものでもない。
青空にむかって手を広げると、私のいる世界の空と、彼女たちのいる世界の空とが接続される…そんな気がする。空はどこへでも繋がっているのだから…
…引きこもりがちなんで、久しく青空を見ていないけど。
結局シラノ読んでないな~
自分には根本的に小説(戯曲?)を読む才能がないと思う。
…お、調べてみたらシラノ・ド・ベルジュラック(光文社古典新訳文庫)がkindle unlimitedにありますやん!…一応ダウンロードしとくか…
もう詩ですやん…
「夜の向日葵」をBGMに、CV涼屋スイさんで読み上げられるシラノの一説。
詩を解する感性なんて持ち合わせていないけど(”詩を解する”とか言ってる時点でもうナンセンス)、この音楽と声のおかげで、何だか僕にも詩の良さというものが、感じられる…ような気がする(雰囲気に騙されてるだけ?)。たぶん字面を追うのではなく、耳から入る音が重要なんだな。
急にしおらしくなる鏡かわヨ
この二人も、この世界では「鏡」と「司」として存在している。
やさしい世界。
1月2日
由岐とざくろ、ジェンダー攪乱的な関係だ…
肉体的には男×女のヘテロ恋愛だけど、ざくろが恋している由岐の性自認は女の子だし…女×女の少女趣味的恋心
今、こうしてこの世界で本当に”女の子”としての由岐と出会えたざくろ
終わらせたくない、でも終わらせなければならない
というか、羽咲のことまで知っていたんだ…
「由岐様」の発音がいい
ざくろの動作にいちいち慌てる由紀が可愛い
www暴力系ヒロインに対する熱い批判
僕は暴力系ヒロイン好きなんだけどなぁ
僕がM気質だからというのもあるけど、なんだろう
暴力系ヒロインの暴力は「暴力」では無いというか何というか…
こう「信頼」みたいなものが読み取れる気がする。
あと会話のテンポの合いの手になったり、オチがつくのがいいね
いや~お泊り会、見てるだけでニヤニヤしてくるな
由岐、愛されてんな~~
1月5日
選択肢…ざくろが何番だったかもう忘れたけど、とりあえず2で…
お、司か~
この横顔のカットとか羽咲に似てるな~
つか由岐のチョーカーヤバいだろう、首輪じゃん
マジで久しぶりっす、本当はその穴の上から覗いて見ているんだろう?
いや~論理哲学論考のBGMもいいなぁ~マジでサントラ欲しくなる
遊園地の帰りに
多分ざくろにとっての、一番幸福な記憶
1月13日
選択肢、今度は3番で
…あれ、ざくろだったか、てっきり鏡かと…
もともと終の空のリメイクな本作
90年代特有の終末感と、ゼロ年代の空気が融合した作品が、2010年に発売、それを2024年にやるという…
20年以上、30年以下?これが歴史の重さってやつか~()
停滞しているともいう
好きな人の体温は心地よい
腕枕で夏の大三角を見るとかロマンティック
お目目があんまり可愛くないうさぎの駅長さん
俺も夢の中で自分の持っているぬいぐるみと会話したことが何回かある。
突飛な展開の連続なんだけども、不思議と調和はとれている気がする。あっちに揺られ、こっちに揺られ。振り回されるんだけども、全然嫌な感じはしないし、むしろ楽しい。子どものみる夢とか遊具とか、そんな感じ。
はぁ…銀河鉄道の夜も読んでねえ…←こいつ何にも読んでねえなマジで
手元に現物はあるのでいつかは読みたい
これが本とのお別れか~
多分銀河鉄道の夜の物語をなぞらえているのだろう
すごく良い雰囲気に感じる。未読者にも優しいな~
なあ、もうこれで終わりで良くないか?
序章だけでも完結していると思います、正直。
・第1章
1月14日
序章の鏡ルートだけ回収できてないけど、とりあえず流れで1章へ!
すまん鏡…
Dawn the Rabbit hole
お~ここでOP流れたんだ「空気力学少女と少年の詩」
ん~でも由岐の格好はどう見てもバンギャっぽい。
あれ~?夏の大三角が流れている…てっきり序章だけの特別な曲だと思っていたのに!
主義主張は星の数ほどあれども、共通しているものは同じ。
それは皆、「ぼんやりした不安」を抱えているということ。
少女漫画あるあるやね
男女七歳にして席を同じうせず。逆に言うと、それまでは性別の境界なんてあってない様なもの。人は女に生まれるのではない、女になるのだ!
怠惰な学生生活を送る由岐にイラつく鏡
かつての憧れだった人が堕落している様をみるのは何というか…やるせなさを感じるんだけども、同時にすごいエロスを感じる。もとが高潔で気高い人なら尚更。
高島ざくろの自殺
すべての始まり、すべての終わり
え、1章って選択肢あったの⁉
多分どっち選んでもストーリーに影響なさそうだけど…とりあえず鏡で…
ほ~んこれ。男とかこの世から消滅しないかな~、俺も男だけど…
1月17日
いきなりクラスメイトの自殺現場の写真送られてきたら(しかも自殺した本人のアドレスから)そりゃビビるわ
間宮様キター!めっちゃイケボ…
今見るとだいぶ茶番だなこの場面。わかる人はもうこの時点で二重人格って気づいてるよね、多分。
由岐が髪につけてるブレイズのエクステみたいなやつ可愛いな~俺も欲しい
間宮様による演説
衒学的だな~、だがそれがいい!
何だろう、SCA‐自作品って、キャラクター達が皆唐突に哲学思想や下ネタを連呼し始めるイメージがあるんだけども、それが本作の雰囲気には良く馴染んでいるな~と。過剰な自意識と過剰な性欲を電波に乗せて垂れ流し続ける。美しい音の旋律も添えてあげると完璧だ!ここら辺は90年代の雰囲気の名残だろうか。
すかさず反論する鏡。
「発話」って、その内容に関わらず場の主導権を握る力を持っているからキライだ。異常な状況下では特に。鏡は雰囲気に流されないし、反論も的確だ。
自我よわよわ人間の僕としては、鏡の姿勢はとてもカッコよく目に映る。
1月18日
種明かし自体は一章ですべて終わってたんだな
あとは見える景色が違うだけ
あ!これはいけません。予想外のエンカウント!
学校外、かつぬいぐるみがいないと認識できる感じ?
意外とほのぼのしててワロタwww
お、S級メンヘラ―きたああああ
めっちゃ困惑してて草。二重人格だからね、しょうがないね。
いきなりナイフを振り回すメンヘラの鑑
何とかタクティカルタントーだっけ?
瀬名川の転落死。予言の成就
高島ざくろの携帯電話に電話をかけると、自室から着信音が…
ここ初見のときマジでビビッたな~
ホラーかよ
これ以降由岐視点はさらに電波に
鏡はぬいぐるみになっちゃうし…司はお化けになっちゃうし…
そして終の空へ…
間宮様の引き笑いがすっごくゾクゾクする、めっちゃいい声~
1章、終わり!
初見だといい塩梅の電波具合だけど、再プレイだと茶番だな~
~ここまで~
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