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「切削加工」の良さって何? カタチづくりでは意外と”エコな加工”!!

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いわゆる「切りくず」が出る加工が「切削加工」

 そう理解いただければと思います。「切りくず」が出て素材の体積・重量が減少するため、機械加工の中で切削加工は「除去加工」に分類されます。体積・重量が変わらない「変形加工」や、体積・重量を増加させる「付加加工」もあります。これらの加工の組み合わせて素材を加工・製造していきます。
【まとめ】
①除去加工:体積・重量が減少する  ⇒ 代表例)切削加工
②変形加工:体積・重量が変化しない ⇒ 代表例)塑性加工
③付加加工:体積・重量が増加する  ⇒ 代表例)3D造形

切削加工のうれしさ

 切削加工の”うれしさ”には、形状自由度が高く、平滑面が簡単に得られるという点がまず大きいです。工作機械1台で対応できることも多く、何かと新規部材をまず試作するような場合には重宝しているように思います。
 次に、消費エネルギーが少ない点もあります。材料に工具を物理的に衝突させ、柔らかい材料側が破壊される。これが切削加工の原理で、きわめて単純であるため、必要なエネルギーが少なくて済みます。
 このように、試作などであったらうれしい加工なので、簡単には止められないクセになる加工、それが切削加工です!
【まとめ】
[1] 形状自由度が高い。
[2] 消費エネルギーが少ない。

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