ライターもスタバパートナーも、どっちもわたしの本職です~仕事のメインがどっちかを決めないことにした~
わたしが思うスタバで働くコツ。
「行列の先を見ない」
*
「フラペチーノお願いしまーす」
「はい」
「ドリンク2点入りまーす」
「はーい!!」
今日もピークタイムが来た。
この店の昼間のピークはお昼過ぎから16時前まで。最近は13~14時ごろが結構えぐい。
「ご一緒のお食事でーす!!」
「はい!」
「ソイラテは熱めでお願いします!」
「了解です!!!」
「お待たせいたしました!抹茶クリームフラペチーノ、トールサイズです」
ーピピっ!!
ーピピっ!!!!
こうしてドリンクをお渡ししている間も、レジからのオーダーと、オーダーが印字されて出てくるラベルの音が止まらない。
ひとつお渡ししたら次のドリンク。その合間には使った器具の片付け。イレギュラーなカスタム。熱め、お水を付ける、お食事を一緒に出す、ケーキにホイップを盛る‥
そんな戦場のようなカウンターの中(BARという)で、いちばんやってはいけないこと…
それは…
行列の先を見ない!!!
これだと思う。
ひたすらドリンクをつくり続けていると、内心悲鳴を上げることがしょっちゅうある。ちょっとでも気を抜いたらペースが狂うし、レシピが飛ぶ。
目の前のドリンクと、その次とその次くらいまでを把握しながら流れるように作っていく。
そんな時にふと目をあげてレジの後ろにずらーっと並んでいるお客様を見てしまったらもう…心が折れそうになるが本音だ。
スタバの仕事はエキサイティングでスリリング。柄にもなく横文字で書いちゃったけど、うん。
レシピの種類は多いし、イレギュラーなことがたくさんある。細かい決まりも多いし、ちょっと空いている時間はあらゆるところを掃除したり、仕込みをしたりとちょこまか皆で動いてる。
働くまではゆったりとした気分になれる場所だったけれど、いざ入ってみるとその居心地の良さの裏にはこんなに細かいことがあったのか!!とびっくりの連続だ。
…いや、うん、働く前からなんとなくそんな気はしていたけど。お客さんとして通っていた時も、暇そうな店員さんいなかったし。
そんなスタバで働きはじめて半年が過ぎた。
「やめよう」と思ったことも、ある。「行きたくない」と思うのは、毎度のこと。でもそれは仕事が嫌ということじゃなくて、とても心身を使う仕事だから気合いがめっちゃいるからで。
朝一のオープンから入る日は前日からソワソワして臨戦態勢だし、ロングシフトの日は体力が持つか本気で心配になる。
あらゆることが必要、気力体力記憶力総動員。
最初はライター業との掛け持ち!ではじめた仕事だったけれど、片手間にできる内容じゃなかった。
今ではもう、どっちが本職かわからない。
でもそれでいいんだと最近は思っている。「ライター兼スタバのパートナー」じゃなくて、「ライターもやってますし、スタバでも働いてます。どっちも本職です」
定期収入が欲しかったし、人と接する仕事もしたかった。カフェで働くのもスタバで働くのも夢だった。だから別に、「ライターで食えるまでの掛け持ちバイト」なんて思わなくていいんじゃないか?
自分の中で、「一生の仕事を見つけるべき。それだけで食べていけるようになるべき」という考えが根強くあって。その状態になるまで一時的に他の仕事も掛け持ちする。いずれはそれに頼らず収入が安定するのを目指すべきだと。
この考えはよくあるものだし、「それが当然や」と思う人も多いと思う。わたしもやっぱりいつかは書くことで一本立ち出来たら‥と考える、うん、そりゃあね。
でも、だからといって今やっている別の仕事を「つなぎ」なんて思わなくていいんじゃないかって。
どっちの仕事も大切。ライターとして書くことも、スタバで仕事をすることも、どっちも好き。甲乙つけがたし。
そうか、甲乙つける必要なんかないのか。
予想より早くスタバを辞めるかもしれないし、思ってもみないほど長く続けるかもしれない。ライターの仕事が軌道に乗るかもしれないし、乗らないかもしれない。
5年先も掛け持ちしてるかもしれない。
それは悪いことじゃなくて、どっちも好きなんだから良いんだな、別に。
そんな風に思う今日この頃なのです。
*
スタバの仕事は戦場だと思う。
軽々とやっている人もいるだろうけど(実際同じ職場にもたくさんいる)、わたしにはそうなんだ。
働いた日はへとへとだし、noteを書く気力も残ってないことが多い。
でもそれもいいかって。だってどっちの仕事も好きだから。
そう考えるようになって、ちょっと楽になったのでした。何かひとつに邁進することはとても素晴らしい。そんな生き方憧れる。
しかしすでに子育てをしながら働いていて、究極の掛け持ちをしているのだし。どっちがメインでどっちがサブとか。甲乙とか、比重がどうとか。
気にするのやめよう。全部ひっくるめてわたしの人生や。
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