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親と夫、運命の分かれ道の勝敗は

私には今2人の子供がいるのですが、妻は正直子供との接し方がうまくないので、妻の分まで過剰なほど愛情を注ぐように努力しています。

ただ、愛情注ぐだけだと甘えるだけなので、甘えさせながらも自分から動いたり行動させることも合わせ、褒めて伸ばし、時には叱り、をメリハリつけてしているつもりです。自分は両親から非常に大事に育てられ、自主性を重んじ、小学校高学年以降はとにかく「自分が好きなように、自分がどうしたいのか」を尊重し、私の未熟な考えの元の行動で誤った道に行くと思ったときは親は頑なに道を譲らず、そうやって成長していきました。今とても感謝してます。

だから、食事にも無頓着、自分の興味あることだけ反応してあとは無反応。相手を思いやれず、常に自分中心で、自分を護ることに重きを置いていた妻の脳内思考が理解できませんでした。

「あんたなんて生まれてこなければよかったのよ」「お兄ちゃんはかわいいのにおまえなんてどうだっていい」など、兄妹格差をつけられ、もともと手先も不器用な妻に対して「この役立たず」など母親からボロクソに罵られながらも「友達を作るな」「ママがいるじゃないの。ママと遊べばいいでしょ」と母親の遊び相手としても利用されながら20数年間同じ屋根の下にいた妻にとって、そりゃ人格崩壊するわな。と思った次第です。ちなみに、妻の母親も妻と一緒で境界性パーソナリティ障害の傾向があります。

成長の課程で親が子供を褒めたり認めたりせず、欠点ばかり指摘して子供を否定し続け、子どもが親の価値観に合わせ過ぎた「母親にとって都合の良いいい子ちゃん」で育ってしまった妻にとって、本人の自己否定感がとても強くなり、幸せを感じることができにくくなっていたのだと思います。

結婚と同時に私は九州に転勤となり、妻は長年生活していた大阪から九州へ。今まで親の監視下にいた人が、物理的にも距離のある場所へ離れたことは妻にとってはとてもプラスでした。

ただ、妻の母親は容赦なく「旦那と何かあったらすぐに戻っておいでよ」「家事なんてしなくていいのよ。早く戻ってきなよ」と妻にささやいてきます。妻の気持ちは揺さぶられながら新たな環境にもなじめずふさぎこむ日々です。

赤ちゃんのように駄々をこね、拗ね、リストカットしてやると脅し、その都度言いたいことをすべて吐き出してもらい、大丈夫、大丈夫、俺は守るから。ヨシヨシ。となだめる日々。転勤で仕事も大変だったのですが、仕事よりも妻のサポートのほうが何倍もしんどかったですw

でも九州に来て変わったのは、親がいないことで自分で物事を判断して動く必要がある場面が増えたことです。親に頼れない分、私に相談します。でも親と違うのは助言を受けて自分で判断した先にあまりネガティブな要素になるシチュエーションにならなかったことです。親は困らせてあげよう、陥れてしまうことでオロオロした妻の姿を見て喜びを得ていたしストレス発散していたようなので、夫に相談することでネガティブ回避できるという思考ができあがったのは大きかったと思っています。

この毒親の存在って本当に厄介なんですよ。

妻が変化して半年後に戻った際に、母親は何かが違うと思ったのでしょうね。元に戻さなきゃという焦りでめちゃ離婚しろって洗脳かけてましたw

しかし、妻は「結婚して旦那のアドバイスでいろいろ動いて体調もよくなった(長年患っていた便秘や肌荒れが解消→野菜食うようになったから)し、他人と話すときもあまり怖くなくなったの」と母親の意見を蹴ったときに、

よっしゃー!と心の中でガッツポーズしたのでした。

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