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妻との出会い 境界性パーソナリティ障害との出会い

こんにちは、ちーぱです。自己紹介にスキしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。のんびり書いていきますのでゆるりとお付き合いいただければと思います。

妻との出会いは今から10数年前。初デートの際に感じた違和感は今でも忘れません。
この人なんか足りないなあ。なんだろ??歩きながら横目でチラッとジロッと凝視していく・・・。バーバリーで全身コーデしてヴィトンのバッグを持って、、、ん?ニューバランスのスニーカー。。。え、そこはニューバランスかよ!!!!っと思わず突っ込みたくなる美人なOL。

色が白く、美人なんだけど、どこか足りない。話していても上っ面が多くて本心がわかんない。

容姿に自信があるわけではない私にとってこんな美人が彼女になってくれるとか最高じゃん!って思いながらも、でもなんだろ?変だ。視線、話し方、理解力、、、。

これが境界性パーソナリティ障害との初めての出会いでした。

MSDマニュアルによると
境界性パーソナリティ障害患者は孤独に対する耐え難さを有する。見捨てられることを避けるために死に物狂いの努力を払い、他者が救助または世話をしてくれるよう仕向ける形で自殺のそぶりをみせるなどの危機を生み出す。臨床現場では,この障害の患者の75%が女性であるが,一般人口では男女比は1:1である。

併存症は複雑である。しばしば,他のいくつかの障害、特にうつ病、不安症(例,パニック症)、および心的外傷後ストレス障害、ならびに摂食障害および物質使用障害が認められる。と記載されています。

妻は自分が見下されたり、シカトされたりしたと感じると、脳内アクセルが約1秒でフルスロットルになり強い怒りに変わります。構ってほしいのに意にそぐわない対応されたことに対する怒りと理解してほしい、かまってほしいとの甘えからですが、付き合った当初はそれすらひた隠しにしていました。

付き合って1か月くらい経ったとあるデートの日。私に対する対応を劇的に変え終始冷たく、怒りに満ちた様子の1日がありました。

「ん?この女。俺を試しているな。おもしろいじゃん、今日1日高級ホテルのコンシェルジュになった気分で彼女と終始対応してみせよう」

どんな嫌味やシカトなどがあっても嫌な顔せずいつもと変わらない態度で1日過ごそうと決めた私は、ずーっと耐え、耐え、無事に夜に彼女の家に送り届けたあと、車の中で

「なんっだ!あの女、むかつく、超むかつく。何様だよ。俺が何したってんだよ!もう知らん」とストレス爆発させたのでした。

その日の夜の夢の中。

大雨が降りしきる中、全身ずぶ濡れの彼女がマンションの前に体育座りでずっと座っています。俺を待っているかのようです。かわいそうでたまりません。すぐさま助けるために迎えにいくところで夢から醒めました。

ちなみにこの夢はいまだに妻と喧嘩したり、妻との愛情が冷めそうになったときに必ず出てきます(笑)絶対脳内で誰かが仕組んでいます。

デートから2日後
「この前はごめん、どうしてあんな態度を取ってしまったのか自分でもわからないの。もう嫌いになったよね?ごめんね」

これまでに何人もの男と付き合っていて、この人は毎回同じことをしてきたのだろうか?普通だったら、レスもせずにLINEもブロック。
私も「もう付き合いきれないぜ・・・」とはならず、、、
「どうしてこういう行動をとったのか?もう少し観察してみよう」という好奇心が勝ったのと、夢の中のずぶ濡れな彼女の姿が頭から離れず、この人を救うのは俺しかいないと思ったんですよね。

「大丈夫よ。嫌いになんかならないよ。でもどうしたん?また遊びに行こうね」

このメールの返信にびっくりした彼女は

「ごめん、ほんとごめん。しょうくんが私に対していつも優しいから、どこまで優しいのかを試したかったの。これでいつもみんな自然消滅してたの。でもしょうくんは嫌いになんかならないよってメールが来て、もうびっくりして・・・」

ああ、やっぱり試してたんだな。と同時に、この人はやっぱり俺が救ってあげなきゃ!!!という思いがますます強まってくるのでした。

《次回の予告》
境界性パーソナリティ障害患者は、衝動性が自傷行為につながることが多いといわれています。妻も昔は自傷行為が激しくリストカットをしていました。MSDマニュアルによると、このような自己破壊的行為の多くは死ぬことを意図したものではないですが、このような患者の自殺リスクは一般人口より40倍高く、患者の約8~10%が自殺により死亡すると言われています。このような自己破壊的行為は通常は養育者または恋人による拒絶、見捨てられる可能性、または失望により引き起こされます。患者は自分が悪い人間であることを埋め合わせたり、解離エピソード中に自分が感じることができる能力を再確認したりするために自傷行為を行っている可能性があります。

次回はリストカットしていた彼女への対応と彼女の反応について書いていきたいと思います。

それではまた。

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