見出し画像

家が広い男、庭が広い女

最近飲み屋で飲んでいると、とある常連の娘の悪口になった。
話を聞くと、飲み屋では結構その娘モテているらしく、何人かを飼い殺しているらしい。

以前書いた「飼い殺そうとする女」である。

一人、なかなかピュアな青年がいるのだが、同性から見てもイケメンではない。そして、仕事も日雇いなので優良物件とも言えないので、もし私に娘がいても「彼はよしなさい、、」と言うと思う。
がしかし、一緒に飲む分にはなかなか誠実で楽しい青年だ。
その青年が、その娘の事が好きなようで、その娘も告白されたので彼の気持ちは知っている。
そこまではいいのだが、YESという返事もなく、リリースもしない言わゆる飼い殺しをしている、という事で、おじさんポリス達の検閲に引っかかったというわけだ。

まあ、私から言わせればどっちもどっちだし、それに外野がブーブー言う事でもないのだが、男も女も、それぞれプールしたがるものだ。

違いはというと、男は家の中に囲っておきたい。女は、決して家の中にはいれないが、庭には放牧しておきたい。そんな習性がある。

キャバクラでは、お客を取るのは御法度だし、フィリピンパブでは、もし自分のお客を他のホステスに取られようものなら、血みどろの場内抗争にまで発展すると聞いた事もある。

自分のファン、というのはビットコイン並に毎日数えていたい大切な資産である。

たまに食事をする元キャバ嬢の娘がいるが、彼氏がいる。
その彼と別れていた時に出会ったのだが、当初は私も熱心に口説いていたものの、元鞘に戻ったという事で諦めた。
それでも、たまに食事をたかりに電話をかけてくる。
「私の大事な友達だからさ」とか耳障りの良い事は言うが、じゃあお会計も折半にしない?という話である、、。

そんな私にも彼女とか出来ると、何故か放っておけなくなるようで、逆に電話の回数が増える。
私はもう恋心のスイッチはオフなので見向きもしないのだが、「また今度食事しよう。私が奢るからさ」と追えは逃げる、逃げれば追うのネコ科習性がオンになるようだ。
「土日は彼女と一緒にいるから、電話も出れないし、難しいんだよね」と話すと、週末を狙って電話してくる、、。
後日、食事に行く事になり、「何?存在を俺の彼女に匂わさそうとしたの??」と茶化すと、顔を真っ赤にして全否定。
どうやら図星だったようだ、、。

まあ、私のモテてる自慢みたいな小話になってしまったが、つまりは女というのは、家の中には決していれないが、窓の外を眺めると数匹の子羊が「めぇ〜」とか言いながら草をはんでいないと安心出来ない、そんな生物なのかもしれない。

後日談として、私は彼女に振られ、「振られちゃったよー」と元キャバ嬢に話すと、電話の回数もめっきり減った、、。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?